ドレスよりマスクを

法の壁、マスク作れない苦境
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てーか、何で、こんなくだらねー法解釈で、ナニ逡巡してやがんだよ。縫い物なら、マスクも被服も同じじゃねーか。

因みに俺は、トランプと良い勝負の馬鹿なんで、マスクは着用しない。理由は、WHOが抜かしてる「布マスクでは、粒子の細かい新型コロナウィルスを防げねえ」のと、単に「マスクと傘が嫌い」なんでなあ。

あとは、どーせ買えねえ人が多いなら、「誰か、それで不安を紛らわせられる人に、手に入れて欲しい」ってのが有るよ。

現状では、安部総理が、緊急事態宣言出したらしーけど、緑の狸の都知事も含めて、どっちも「ボクちゃん嬢ちゃんの発想の範囲」さ。

昨夜の日記にも書いたけど、連中には、「今週のシフトを切られたら、月末の家賃が払えねえ」や「電気代とガス代どっちを払うか悩んだ」なんて、経験も皆無な筈。恐らく、通帳の残高を確かめる為に、震える手で開いた経験すらもだ。

だから、「緊急事態宣言」を発した側が、その意味すら、そもそも理解出来てねーんだよ。

現状では、「杓子定規に、現行法に則ってたら、大勢が死んじまう」のでな。

仮に、売上半減した個人事業主が100万円の給付金を求めたり、今回の新型ウィルス騒ぎで解雇されて、今日明日を過ごせるカネがねーので世帯給付30万を求める人とか。

全部、「自己申告と審査が必要」なんだぜ（呆）、しかも、「所得が減った証拠を、申請者が書類で揃える必要が生じる」んでな。

間違い無く、役所の窓口は申請者が殺到するぜ。そっから新たな爆発的感染が出るだろーね。

そして、給付開始は、申請から最短で来月だろ？これではウィルス以前に、「多くの国民が、路上死や餓死や、絶望しての自殺に追い込まれる」よ。

我が家も含めて、全世帯の3割が「貯蓄ゼロ」なんだからさ。

気付けば、正に貧困国家に成り果てたと思うぜ。俺もそーだが、全就労人口の4割が、不安定な非正規就労。女性と若年層に限れば、実に半数を超える。

少子高齢化は止められねーよな。18歳の高校生で成人扱いされて、親とか連帯保証人にして、40代迄数百万円の有利子の学資ローンで、社会に出る前に借金塗れだ。

だから、若年層の死因の第一位は、事故死でも病死でもねーで、「自殺」がずっと毎年更新中と。

気付けば、かような「国内棄民政策」を続けて早20年以上・・・結果、この国の女性の平均年齢は「50歳」で、とっくに出産可能年齢を超えてるんだよ。

・・・ま、書いてて、些かうんざりして来たんで、この記事に関してナニか寄せてみるかい。

こないだ、「首都感染」高嶋哲夫氏著　講談社文庫って、小説読んだんだけど、そん中で、最も感銘受けたのが、物語中、死亡率6割の新型インフルエンザウィルスが蔓延した挙句、自衛隊と機動隊で閉鎖された都内で、感染症の危険と背中併せで、膨大な患者達と接して来た医療関係者を、激務と過剰就労から救ったのは、ひとつの「法改正」だった。

そいつは、「全国の医学生に、現地の医療ボランティアに赴くなら、誰でも大学の卒業単位を約束する」だったのでなあ。

これ、思わず、膝を打ったよ・・・象牙の塔でめんどくせー学問学ぶより、「生死の現場で、実地に体験した方が、余程優秀な医療従事者に為れる」のだからさ。

・・・でも俺は、相変わらず、「マスクよりドレス」なんだよなあ。社会の底辺なんだけど、「好き放題で、今迄生きて来た」んだ。

トシもトシだしなあ。故志村けん氏は、微熱から3日で意識不明だったそーだが。こっちも何時死んでも仕方ねーので、明日も旧いオープンカーの、ウッドステアリングを握り続けてる。

ま、このくだらねー日記に興味を覚えた貴方。この騒動が終結したら、どっかの路上の片隅で、片寄せ逢って、酒でも飲まねーか？

生き延びた幸運を互いに祝い、それぞれの生を肯定してながらだが。