産めない国より

■「子どもを産みません」　１８歳、宣言は自然を守るため
(朝日新聞デジタル - 10月21日 17:38)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5834403

この少女の宣言を、子供の戯言と笑うのは容易い・・・でもよ、地球上の若い女性が、そいつを選択すれば、人類は終焉に向かうんでなあ。

で、翻って、この国は、当人の自由意志で子供を産まないどころか、気付けば「子供を産んで、育てられねー国に変貌しつつ有る」からさ。

7人に1人の子供が、相対的貧困に曝され、シングルマザーの貧困率はOECD加盟国で、今も最下位。

こないだの台風19号では、現状では81人も亡くなられた人が出たけど、今年に為って、家庭内の虐待から、傷害致死や殺人容疑で親が逮捕される程殺された子供は、現時点で実に49人・・・事件性の立証が難しい事案や、育児放棄とかも含めたら、水面下だと、もっと膨大かもな。

で、こいつは正確な統計が不明なんだけど、「産まれる前の堕胎数は、年間7万人以上と、先進国でも常軌を逸した数値」らしい。

mixiの他のコラムだか記事だかで読んだけどよ、若い女性に「年収幾らなら、安心して子供を産んで、育てたいか？」って問いの答えは、「世帯収入1000万以上」だと。

独身男の何割がそれに該当すんだろ？恐らく数％じゃねーの。

この国は、小泉・竹中の「改革」以後、現安部政権迄、お友達の経団連だの派遣会社の会長だのの、要請と献金から、「派遣法を改正して迄、庶民の多くを相対的貧困層に、気付けば30年も追い込んで来た前科」が有るからね。

現状では、全労働可能人口のおよそ4割が、「何時でもクビに出来る、パートや派遣とかの不安定就労」さ。その多くが、薄給で過酷さ。そして、若年層と女性に限れば、「実に半数以上」だよ。

若い女性の1/3が、貧困を経験してる。そして高齢の独身女性の殆どが貧困状態・・・あ、因みに、この貧困ってのは、「手取り収入が、生活保護法で定める、自治体の最低生活費以下」って意味だけどな。

来年、2020年には、いよいよ暗黒のダイヤモンドリングが完成するだろ・・・そいつは「国内の全女性の実に半数以上が、50代を越える」んだよ。

こいつは、「日本国開闢以降、最悪の状況」さ。間違いなく、この国は衰亡に向かうね。天皇の即位を呑気に祝ってても意味ねーしな、こちとら大半は、「退位」や「崩御」が待ってるのだからさ。何せ、中年や壮年の童貞や処女が過去最大だ。

あ、この記事に関して、少しだけ私見を。

彼女の訴える「綺麗な水と空気を」は、生憎、こちとら、環境問題に詳しくねーのだが、隣県福島のぶっ壊れた原発に、安部がトランプと、勝手に結んだ「2国間FTO」で、今後は、遺伝子組替やゲノム食品とかが、今後はスーパーやコンビニの店頭に並ぶ。勿論、表示すらされねーでだが。

・・・早晩、この社会は瓦解すると思う。ま、30年以上棄民政策を続けた結果だしなあ・・・ぶっ壊れたら、そっから再構築しかねーのかもね。仮にどんなひでえ状態に為っても、海外に逃げれるごく一部の富裕層を除いて、この島国には、これからも同じ面子が、住み続けるしかねーのだからよ。