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2019年09月22日21:28

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万代シテイバスまつり2019

9月20日の「バスの日」、9月22日の「カーフリーデー」に関連したイベントが、この3連休に全国各地で開催されています。
*カーフリーデー 都市の中心部でマイカーを使わないことで、交通や環境、都市生活と車の使い方の問題について考える日(Wikipedia)

新潟市では、バスの日にちなみ新潟交通の主催で「万代シテイバスまつり2019」が22日に万代シテイで開催されました。2000年から続く毎年恒例のイベントです。

スタートまであと2時間以上の7時40分頃に会場入り。
展示車両も続々と会場入りする中、今回も「がらくた市」に参戦するいつもの顔ぶれが既に勢ぞろいしておりました。

今回展示されたバス車両は、総勢7台。
画像の大半を、10時からのスタート前に撮影するという…。

新潟交通観光バス 新潟200か850(三菱ふそうエアロエース・QRG-MS96VP)
貸切車で、サッカーJ2・アルビレックス新潟のチームバスに使用されています。
「アルビラッピングバス」として紹介されました。
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トヨタ自動車 豊田230さ510(トヨタSORA・ZBC-MUM1NAE)
燃料電池バス「SORA」のデモカー。
水素エネルギーの普及啓発を目指す新潟県と新潟市が、同車を借り上げて先週末から試乗会を開催しており、今回は一般にお披露目。
車内を見学する人が後を絶たず、公開できる車内画像はモニターだけ。
17日放送のTBS系BSN「マツコの知らない世界」で、東京都交通局に在籍する同型車が登場し話題を集めました。その効果もあったのか、訪れた人たちの関心は非常に高かったようです。
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新潟交通 新潟200か1128(三菱ふそうエアロスター・2KG-MP38FM)
「ペコちゃんラッピングバス」として紹介。
このあと、「バスと綱引き」に使用されました。
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新潟市 新潟200い3(日野ポンチョ・2DG-HX9JLCE、新潟交通観光バスが使用)
西蒲区の区バスで本務車として使用されている車両。
隣接して同市の公共交通PRコーナーが設けられ、区バスの塗り絵に挑戦するとオリジナルグッズがもらえるイベントも行われていました。
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新潟交通 新潟200か1118(いすゞエルガ・2DG-LV290N2)
「ノンステップバス」として紹介。
国交省北陸信越運輸局のバリアフリー体験やバスの乗り方教室、運行前点検の実演に使用されました。
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新潟交通 新潟230さ21(三菱エアロスター・KC-MP747M)
乗務員研修車。昨年に続いての登場です。
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新潟交通観光バス G1148-I(新潟22か1148/いすゞキュービックLV・U-LV324N改)
今年の「おえかきバス」、ということで間もなく除籍でしょうか。
イベント終了時の最後の姿を見届けることはできませんでしたが、訪れた人たちのメッセージで埋め尽くされたことでしょう。
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新潟交通 新潟480そ3767(日産NV100クリッパー・EBD-DR64V?)
こちらも昨年に続いての登場。
コミューター路線・オンデマンド輸送用の乗合タクシーではなく、社用車。
「バスみたいな車」として紹介されています。
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このほか、スタンプラリーやグッズ販売、ステージイベントに高速バス車両による新潟市内ミニ観光などが開催されました。
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さて、今年の「がらくた市」。
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ラインナップはこんな感じです。
バス停円盤は、新発田や潟東など近年の撤退路線分がメイン。
県外高速線の案内放送用ビデオテープが目を惹きます。
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このうち、今回初出品となった方向幕(ミニ)。
1枚300円です。
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出尽くした感のあった方向幕。
期待せずファンたちが物色を続けると、過去のバスまつりには出展されなかった「レア物件」が次から次へ。どうもモノコックボディの車両や、一部車両が「スニーカーS」と称されたいすゞジャーニーQ(P-MR112F)で使用されたものらしく、過去の廃止路線がまるで宝の山から掘り出されたように発見されていきます。

そして数時間も経つと、「兵どもが夢のあと」同然に。
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当方の収穫分。
「西警察署前」は、2015年9月5日の新バスシステム・BRT暫定開業により系統消滅。
「新潟〜赤道〜船江町」は、不採算路線廃止(第2次)の対象として2005年3月末限りで廃止。
「入船町〜湊町〜東堀七」は、1987〜88年頃のわずかな期間に設定されていた市内線1系統・昭和大橋線(新潟駅〜昭和大橋〜入船営業所、現在の東堀通線【C4】)の区間便。
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2枚とも同じ路線です。
古町〜東跨線橋〜女池〜江南高校前線は、1985年12月1日に実施された新潟交通のバス路線再編(第3次)で新潟駅南口発着に短縮され、現在の女池線【S51】に至ります。
女子高校前とありますが、これは県立新潟江南高校の前身にあたる県立新潟女子高校のこと。同校は1963年開校、1974年に男女共学となり現在の校名に改称されました。
http://www.niigatakonan-h.nein.ed.jp/enkaku.html
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さらに、社内報「月刊新潟交通 1974年5月号(新潟県立図書館蔵)」によると、同年4月27日に新潟南部営業所が新設されており(当時は紫竹山1丁目地内、現在地へは1986年12月に移転)、担当路線に江南高校前発着の系統が含まれていることを確認できます。同営業所の機能の大半は、旧万代営業所から引き継いでいるとのこと(1989〜1992年に設置された万代営業所とは異なることに注意)。

以上から、女子高校前の方向幕は1974年以前に作成・使用されたものと断定してよさそうです。当時の主力車両といえば、いすゞがBA30、日産ディーゼルが4R94/95、三菱がMR410というラインナップ。これらの車両に使われたのか、それともこれら以前の世代に使われていたのか。非常に気になります。

このほか、急行新潟〜内野〜弥彦線(1985年5月末限りで廃止)の側面幕も、発見され次第購入される場面が相次いでみられました。

昨年に比べ出展台数が少なく、物足りなさを感じるのではないかと心配していたのですが、個人的には全くの杞憂に終わりました。全ては方向幕(ミニ)での「宝探し」のおかげです。関係者の皆さん、ありがとうございました。

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