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2019年08月17日20:35

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新発田〜三川線廃止&山の手ふれあい号ダイ改

14日付の新潟日報によると、新潟交通観光バスが9月30日限りで新発田営業所〜三川駅前間の8本を廃止し、代替交通手段として阿賀町が赤谷連絡所〜三川駅前間でコミュニティワゴン車を運行するそうです。

この件は、15日発行の「広報あが」8月号(阿賀町)でも告知されています。
新発田〜新谷〜三川駅線を廃止するとの内容で、乗務員不足及びバス利用者減が廃止の理由に挙げられています。
代わって10月1日より実証運行が開始される、「三川駅〜赤谷間」コミュニティワゴンの運行概要も掲載されています。平日のみ2往復、運賃200円均一(下記13ページ参照)。
https://furusato-aga.jp/agamachi/digitalbook/kouhouaga/173/

現在、新発田市中心部と阿賀町三川地区の間を運行する系統は以下の通り。
・新発田営業所〜赤谷〜新谷線 平日のみ2往復
・新発田営業所〜赤谷〜新谷〜三川駅前線 平日のみ1往復
同社が赤谷・新谷線として運行している一部の系統が、今回の廃止対象となっているようです。新潟日報の報道では運行本数を8本と伝えていますが、新発田〜三川線の運行系統を新谷で分断して扱っているのかもしれません(参考までに、同社津川営業所発行の「新潟交通観光バス阿賀町夏期管内時刻表」では単一系統として掲載しているのに対し、新発田営業所発行の「新潟交通観光バス時刻表【赤谷・新谷線】」では新発田〜新谷系統として掲載。詳しくは下記リンク先参照)。
http://www.niigata-kotsu.co.jp/~nk-kanko/regular_bus.html

10月以降の赤谷・新谷線ですが、運行ダイヤはまだ発表されていません。
おそらく、既存の新発田営業所〜赤谷六軒町系統に集約される形で運行区間が短縮されることになるでしょう。ただ、現行の平日3往復全てがそうなるのか、それとも減便が発生するのかはわかりません。

昨年3月に策定された阿賀町地域公共交通網形成計画では、施策4「近隣自治体への移動需要に合わせた運行」のうちの事業4-3「近隣自治体を結ぶ路線の見直し」が掲げられています。内容としては、「都市間幹線として、阿賀野市と結ぶ路線バス『阿賀野市役所〜石間中線』 や新発田市と結ぶ路線バス『新発田営業所〜新谷線』は、主に通院や買い物で利用されていますが、利用者の移動ニーズは日々変わっていることから、近隣市と連携し、地域の方の利用実態に応じた運行内容の見直しや今後当該路線を継続するか廃止するかなどの協議を行います」としています。
https://furusato-aga.jp/agamachi/images/gyousei/kurashi/bus01/pdf/public_transportation_plan.pdf

これを受け、阿賀町地域公共交通活性化協議会では昨年度の事業計画に上記2路線の運行見直しについて協議を実施することが盛り込まれました。
協議の検討経過は、今年3月25日開催の昨年度第2回協議会で資料配布されています。
同社から、運転士不足の深刻化のため新谷線の見直しを実施したいとの意向が今年1月上旬に示され、翌2月20日の町と同社との協議で10月をメドに見直し実施予定となっています。新潟日報の報道でも2月に同社から町に方針説明があったと伝えており、この2月20日の協議で廃止の意向が伝えられたものと思われます。
https://furusato-aga.jp/agamachi/images/gyousei/kurashi/bus01/pdf/310325_shiryou_03.pdf

この日の議事録でも、出席した古田哲委員(同社社長)より「新谷線を来年度から運行するには1人足りない状況ではあるが、営業所長と連携を図ってなんとか秋までは運行を継続したいと思っている。現状では来年度いっぱいもてるかどうか、精一杯かなという状況にある」との発言を確認することができます。なお、古田委員より同社の阿賀町全面撤退を示唆する発言があったのは、この4ヶ月後にあたる7月26日の協議会。
https://furusato-aga.jp/agamachi/images/gyousei/kurashi/bus01/pdf/310325_minutes.pdf

とりあえず代替交通手段が確保され、対象区間の沿線にあたる阿賀町綱木地区での生活への影響をある程度食い止めることができたのは幸いです。ただ、新潟市中心部から阿賀町・福島県方面への路線バス乗り継ぎ旅を実践するには大きなハードルができることになります(廃止後は、対象区間もしくは阿賀町石間〜三川駅の徒歩連絡でしょうか)。



話題は変わり、社会実験が続けられている新潟市秋葉区の住民バス「山の手ふれあい号」(山の手コミュニティ協議会運営、ドリーム観光バスに運行委託)で、8月1日にダイヤ改正が実施されました。
https://www.city.niigata.lg.jp/akiha/torikumi/kotsu/kubus/yamanote_bus.html

小須戸市街側の運行区間が延伸され、それまで小須戸出張所前が起終点だったのが、起点を大光銀行前、終点を小須戸一丁目にそれぞれ変更しています。いずれも区バス及び新潟交通観光バスの既設区間と経路が重複しており、全くの新設区間ではありません。
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