いつ頃からか

母の日にはお花を贈る習慣が。
ガキの頃はおふくろに「いつもありがとう。」なんて恥ずかしくて言えなかったもんね。
やっと歳を重ねてきてから素直に言えるようになった気がする。

子供からすればまだまだ元気で居て欲しいもんね。

このところ天気も良いし、とても過ごしやすいので遠出もしたかったんだけど何せ連休真っただなかだったので諦めて近所の徘徊で済ませてました。

逆に、友人からお預かりした沢山のカメラやレンズ達にまみれて清掃しつつデータファイリングしていくうちに、このカメラとレンズの組み合わせでどんな風景を見て来たのかなって妄想膨らませてました。
自分が見た事のない景色や人々。

ずっと使われていなくて動作はするんだけどシャッターが粘っていたり、レンズに曇りや若干のカビが発生していたりする物もあるんだけど、大事に使われてきたのが凄く分かる。

今は殆どデジタルでしか撮っていないけど、フィルムの巻き上げの感触はいつになっても好き。
テストでどうしてもブローニーフィルムを通さなきゃ分からない事があって仕事部屋の引き出しを探して未使用のフィルムを１本見つけてフィルムパックにセット。

巻き上げの音、シャッターを切った時の音、切り終わってシャッターボタンを戻した時の音。
フィルムを巻き上げ、ファインダーを覗く、ピントを合わせる、シャッターを押す。
一連の動作は短いけどなんともたまらない至福の時間。
ひと手間ひと手間が全部格好良い。

煙草は吸えないけど、パイプでもくわえたくなる。

そんなゆとりも持ちたいですわ。