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2020年02月18日01:02

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科学に関連して・・・転載日記「数の概念とは 〜科学の方法〜」

以下転載です。
〜〜〜〜〜
数学は、実際のところ何の役に立っているの?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=95&from=diary&id=2351927


これから述べることが
科学の方法論のすべてじゃないです

でも!
多くの科学者も、気づいていないような
とても重要なことなのです



◆自然科学の方法

自然科学の方法を述べることが
科学の方法について説明しやすいので
まずこちらから


●対象を数量化する

自然科学は、対象を数量化するのです

「数量化」というのは、どういうことかというと
ものごとを抽象化するということです

「抽象化」の意味は
本質を捉えるために、余計な枝葉、現象を捨てて
その対象の本当の姿だけを見る
そんな感じでしょうか

「時間」という概念がありますよね
これを、地球の自転の一周期を「日」という単位で表すことによって
数量化します

時間は「日」を24分割
そうやって、「時間」という概念を
客観的な存在とすることが出来るのです
どこの誰がどうみても、「一日」は同じ数量であり
1時間も同様です

ひねくれ者さんは、ここで特殊相対性理論とか持ち出さないようにw


●まとめ

物事を抽象化することによって
物事を、客観的に捉えることが出来る
自然科学では、数字で表すことによって
様々な謎に取り組むことが出来るようになるのです


※超重要!

肝心なことを一つ念押ししますが
数量化とは、対象を抽象化するということです

数量化することが、物事の本質を捉える直接的行為ではありません
方法の、一手段なのです

ただ、数字を利用しているということです
そのほうが、客観化しやすく
自然科学分野には、この手段が向いているということです



◆社会科学の方法

基本は一緒です
対象を抽象化することによって、客観的に計れるようにして
謎に挑んでいくんです

自然科学と社会科学、どちらも「科学」です

対象を、自然に向ければ自然科学
社会に向ければ社会科学
その違いによって、ジャンル別けされるだけです

どちらも、同じ科学なので、当然
方法論も同じようなものになります

ただ、方法論としては基本は同じでも
それぞれの分野に合ったやり方を取ります


●数量化できるもの

例えば消費税
私が日記で書いているように
客観的に、その是非や目的を
数字でもって、表すことが出来ます

社会科学分野の人は、意図的に数字を利用したトリック(統計とか)
意図していなくても、数字に弱くて間違った使い方をしているとかもあるんだよねー


●数量化できないもの

数量化できなければ、それは科学じゃないのか?

そうではありません
数量化できなくても、科学は成立します

歴史は科学だよね
数量化できなくても、歴史事実を明らかにすることが出来る

自然科学分野でいえば
古生物学、進化論なんかも、もちろん科学だよね
これらも、数量化できない
(できる部分もあるけどね)


●数量化できないものについての方法

先に述べたことを思い出していただきたい
数量化ってなんのためにしたの?
対象を客観的に捉えるために
言い換えると、その対象の本質を捉えるために
抽象化するってことでしょ

抽象化するのに、数字が役に立つというだけの話であって
数字を使わなくても
抽象化することが可能であれば
それによって、対象を客観的に捉えることが出来れば
立派な科学となるのです


●具体例

価値(物の値段)を例に説明します

価値(物の値段)が社会で定まる前
物々交換の世界でした

交換の際は、等価交換です
同じ価値をもつ物同士を交換しておりました

もちろん、不釣合いな交換もあったでしょうが
それはだんだんと、交換の経験を重ねるごとに是正されていきます

ではどうやって、同じ価値だと分かるのか?

狩人が熊を狩って毛皮にする
自分で使う分を除いて、余ったものを市場にだす

一方で漁師が、鮭(熊とくれば鮭だろうw)をたくさんとって
自分たちで食べる分を除いて、余った分を市場に出す

経験的に等価交換が成立している状況で
熊皮一枚と鮭10匹が、同じ価値として交換された

でも、なぜ熊皮一枚と、鮭10匹が、同じ価値(値段)になるんでしょうね?

熊皮一枚を作るのには、狩りをして、皮を剥ぎ、裁断し、なめす
鮭を十匹採るのにも、船など漁具を作り、漁業活動を行う

両者の、毛皮や魚を採る活動のことをなんといいますか?
労働ですね

活動の量でも労働の量でも、ここではどちらでもいいですが
その量が、同等と看做される

その商品(毛皮と鮭10匹)を得るために
同じだけの活動(労働)量があるから
同じ価値を持つものとして
交換することが出来るのです


狩人の活動(労働)と、漁師の活動(労働)は
別々の活動(労働)ですよね

面倒だから、以降は「労働」とさせてください

それぞれ具体的に、異なる行いです
槍や罠で熊を倒す行為と、漁具で魚を採る行為は
種類の違う労働です

だけど、市場で物々交換を繰り返すことによって
経験的に、具体的な労働を、抽象的な労働に置き換えて計ることによって

それぞれの労働の具体性を抽象化することによって
どの商品に、どれだけの労働が含まれているかを
把握できるようになります
それを基準として、物の価値(値段)が分かり
交換(売買)がスムーズに出来るようになるのです

さんま10匹と鯛の値段が同じだとして
鯛一匹採るのと同じ労働で、秋刀魚が10匹採れちゃうということです



◆科学の方法

科学とは、対象を、それが自然であれ社会であれ
そこにどういう原理があり、どういう構造をしているのかを
明らかにする行為です

そのためには、物事を抽象化することによって
客観的に捉えるという、方法が欠かせません

代表的な手段が、数量化ですが
それが使えない場合でも
他の方法で抽象化することによって
対象を客観的に捉えることが出来ます

これが、科学の方法の一つです
〜〜〜〜〜
以上こちらより転載しました。
https://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=147405&id=1895263624

「科学で説明できない現象に触れたとき、神の存在を感じませんか?」宗教の勧誘の人が訪ねてくるも、"科学"の認識に違和感を感じて盛大に反論してしまった…w
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=253&from=diary&id=5976507
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