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2019年03月24日15:56

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[趣味]震災キャラバン

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勝手に週刊連載TL「俺の本棚」、第172回。
今回はこれ。
高嶋哲夫さんの『震災キャラバン』。
裏書きはこんな感じ。


2011年3月11日、東日本大震災が発生!かつて阪神・淡路大震災で被災して、再建を果たした神戸の中華料理店。そのアルバイト店員・清美は気仙沼近くの出身で、実家と全く連絡がとれない。店主の長男・勇太はトランペットのオーディションを諦め、彼女を実家に送るため、支援物資を載せたバンを走らせる。なんとか彼女の故郷にたどり着くが…。復興への思いを込めて綴る長編ロードノベル。


初版は東日本大震災からおよそ半年後の10月。
当時は震災関連の書き下ろし作品が何作も店頭に並んでいたタイミングでした。
そのどれもが、復興への思いを込めて、希望を抱かせる内容だったように思います。
それは、ある意味で当然だと思います。

しかし、8年を過ぎた現実を見ると、はっきりと失望します。
原発事故は全く終息の目処が立たず(当たり前ですが)、原子力緊急事態宣言は発令されたままです。
それどころか、事もあろうに原発を推進した業者に補助を出すなどという、世界的潮流に完全に逆行する始末。
国民の命や安全など無視して、一部業者にのみ利益をもたらす政策の数々。
それを許す有権者の無関心。
国連の調査による幸福度が58位と先進国の中ではダントツで最下位。

このままでは、遠からずこの国は滅びますね。
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