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2018年12月16日02:07

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【電動ガン】JingGong製 JG4007T(コルトM653) 外観・実射編

5月に購入した香港JingGong製の電動ガン。
製品名は版権の関係かJG4007Tというメーカー独自の名称ですが、映画「プラトーン」にも登場するコルトM653に類似した外見をしています。
対象年齢18歳以上用の金属製電動ガンですが、通販で2万円弱と電動長物としてはかなり安価。ただし低価格の海外製ということで調整は必須です。

(余談:コルトM653とは、M16A1やXM177に代表される「コルト・モデル6xxシリーズ」(A1系とも)のうち、14.5インチ銃身・伸縮式ストック・ボルトフォワードアシストを備える型の名称。)

○外観など(※長いです。飛ばし読み推奨。)
金属製で十分な剛性がありながら、アルミを多用しているようで2.2kgとかなり軽いです。
フレーム、銃身など金属部分にはつや消し黒の塗装が施され、マルイ製のM4などに比べると真っ黒ですが見た限りは安っぽい印象はありません。
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M16A1系の特徴をよく再現した細身なバレル。
つや消し黒で質感は良い感じです。
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しかし銃口部のフラッシュハイダーは上方向にスリットが5本入ったM16A2以降のタイプ。実銃と異なっているのでKM企画のA1ハイダーに交換します。
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↑ハイダー交換後&M7銃剣装着状態。
銃剣は一応付くのですが、マルイ製やG&P製と違って着剣ラグの寸法がおかしいのかキツくて最後まで入りません。スムーズな着剣のためにはラグを削ってやる必要がありそうです。

フロントサイトは回転させて高さが調節できるタイプ。
しかし他社製ではちゃんと機能する回転止めのピンが単なるモールドで機能しません。これでは勝手に回って照準が狂いそう...
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ハンドガードは冷却ホールが7つあり径の太いM4用が流用されています。
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これも細いA1系のものに交換したいところですが、マルイのミニバッテリーが問題なく入るという利点もあるので一長一短。
(というか売ってるパーツはフロント部一式ごっそり取り換えのセットで1万円以上するので、このガンの安さという利点がどっか行ってしまう)
冷却ホールから覗くガスチューブは黒だったので銀で塗装しました。

(余談:ハンドガードを固定するデルタリングはM4やM16A2でよく見られるテーパーのかかった形状になっていますが、A1系の中でも後期のものはこのタイプなので問題なし。例:XM177E2)

次はフレーム。他社のM16系ミリタリーモデルはこの部分がグレーに塗装されていることが多いですがこの製品は精悍な黒です。
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※ストックパイプ、ストックリングはマルイ製に交換しています。
セレクター周りの刻印しかないあっさりとした外見。これも版権の関係でしょうか。
何度か分解したり組み替えたりしているうちに傷が付いてしまっていますが実用上問題はありません。
アッパーフレームはリアサイトの周りなどシンプルなA1系の特徴をよく再現していると思います。
一方ロアーフレームはフロント側のフレームピン周りやストック結合部側に補強の肉盛りが入ったA2以降のもの。これもM4の流用のようですがまぁ目立つところではないでしょう。

チャージングハンドルを引くとカバーが開きホップ調整ダイヤルが現れます。
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※ホップチャンバーはACE1ARMS製に交換。
JingGong製ならではの面白い機構として、一度引くとカバーが開いたまま保持され、反対側のリリースレバーを押し込むことでカシャンと閉まります。
ホップ調整の際に便利ですし、簡易ながらボルト操作の雰囲気を味わうこともできます。

リアサイトはM16系でお馴染みの遠近二段切り替え式。左右の調整も可能です。
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しかしピープの円が若干いびつ... バリを落とせば綺麗になりそうです。

ストックは強化リブのない初期型。後端には滑り止めの凹凸もありいい感じです。
ストックの長さは6段階に調節可能。しかし実銃のM653では最短/最長の2段階だけだったので中間の段は使わないこととします。
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※ストックパイプ内に別売のパーツを組み込んでいるので後端の外見が多少変わっています。詳細はまた後ほど。

マガジンは150発ほど入るゼンマイ式。
外から六角レンチを差し込んで巻き上げることができ便利です。
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何度か使っていたら急に給弾しなくなるトラブルがあり、分解してみると中で部品が欠けゼンマイが空転している状態に。一応復旧できましたが信頼性には不安が残ります。


○実射
初速は0.2g弾使用で80〜81m/s。
箱に貼ってあった初速証明より若干低くなっています。
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次は銃自体の命中精度を見るためスコープと二脚を取り付け実射。
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8.5mから6発。4cmの円に収まるぐらいの集弾に。
マルイ製よりは散らばる感じですがこのくらいの距離ならそこまで悪くありません。
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○総評
M653はプラトーンで二人の軍曹が使っていたという事で国内外を問わずエアガンで製品化された人気のあるモデルです。また、M4へと繋がる14.5インチカービンの嚆矢としてAR-15系の歴史における重要性も見逃せません。M653は実際にはベトナム戦争には投入されていないらしいですが、プラトーンごっこや70年代後半〜80年代の米軍装備に良さそうです。
この製品の良かったところは人気とはいえラインナップの少ないA1系の金属製電動ガンが安価で手に入るという事です。フレームの強度が不安なM16系において、金属製なのは安心感がありますね。
低価格の海外製ですが、つや消しブラックの質感や剛性は良く、近距離の射撃ならば箱出し状態でも意外と悪くありません。
また、頑丈ながら軽量なので、分解調整をしたうえでサバゲでガンガン使うにも良いかと思います。

気になった点としては、低価格ゆえ仕方ない事ではありますが外観に実銃と異なる部分がいくつかあったことです。70年代登場のモデルの再現に現行の部品が流用されているところがあり、先に挙げた通り異なっている部分がいくつかあります。
外観の再現性にこだわるならG&Pのクオリティの高いものが発売されているので、高くてもそちらを購入するとよいでしょう。(G&Pのもセレクター刻印など完璧ではないようですが)
分解レビューも後日書こうと思いますが、内部の造りが雑な感じがしたのも気になりました。まぁ分解調整前提で買ったので痛くはなかったですが...
最初に買う電動ガンとしてはお勧めできませんが、安価なのを生かしてカスタムベースにしたりするのも良いかと思います。


というわけで長くなってしまいましたがJG4007T(コルトM653)の外観レビューを終わります。
次は分解、改装編を予定しています。

(分解・改装編)
https://open.mixi.jp/user/23332359/diary/1969688952
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