(７月12日)
今回のクラシック音楽館はゲヴァントハウス管弦楽団。ドイツ・ライプツィヒにある
オーケストラなのに遠い存在ではない。何故なら我が町のオーケストラ神戸市室内管弦
楽団は嘗てゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスター、ゲルハルト・ボッセ
(1922〜2012)さんが音楽監督を務めていたから。
とは言え同管弦楽団の演奏会は行けていない。しかしゲヴァントハウス弦楽四重奏団の
演奏ならば聴いた事がある。ハイドンの「皇帝」、ベートーヴェンの「セリオーソ」と
シューベルトの「鱒」であった。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973077681&owner_id=232213
ハイドン、ベートーヴェン師弟のクァルテットを聴いた第２ヴァイオリン奏者
チョ・ユンジンさんが今回、乗り番らしかった。
今回はカペルマイスター、アンドリス・ネルソンスさんの指揮。
今回の曲目では前半にモーツァルトの交響曲第40番。モーツァルトは600曲を作曲した
と言われるが短調は30曲。本曲は少数派のト短調で書かれている。ネルソンスさんの
指揮ぶりを見ていると疾走する悲しみ、という表現がぴったり来る。それでいて激情的。
確かに情感的な作品であるが、ここまでやって良いのか、とも思ったが説得力がある。
第２楽章に至って息が抜ける。Andante。明らかに緩徐楽章と云う演奏。平行調の
変ロ長調。第３楽章はメヌエットだが短調に戻るので悲しい舞踏曲。終楽章はAllegro
assaiなので速いが「対話」を感じる。
前述したＦ．Ｊ．ハイドンとベートーヴェンの間の世代の作曲家であり、私も好きな
作曲家なので気になっていた。しかしＫ.550は、まだ生演奏を聴けていない。(つづく)
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