2019年12月07日 15:00開演
会場：兵庫県立芸術文化センターＫＯＢＥＬＣＯ大ホール
出演者(敬称略)
Ｐｆ：小曽根 真
ベース：中村 健吾
ドラム：高橋 信之介
指揮：熊倉 優
管弦楽：兵庫芸術文化センター管弦楽団
コンサートマスター：豊嶋 泰嗣
PAC meets OZONEと題した兵庫芸術文化センター管弦楽団特別演奏会として小曽根真さんの
コンサートが行われた。
昨年亡くなったお父様の実さんの生演奏を滝川高校の年の離れた先輩という事で２回、 聴く
機会があった。
あるクラブのママに小曽根真さんのお父様だと紹介され、「お父様は何をしていらっしゃるの。」
共演者のベース、ドラムの二人はNo Name Horsesというバンドを組む気心の知れた二人。
熊倉さんはＮ響のアシスタントをされていた方で故に知っていた。
コンマスは118回定期演奏会と同じく豊嶋さん。
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756〜1791)作曲
ピアノ協奏曲第９番変ホ長調「ジュナミ」Ｋ.271
小曽根 真編曲／オーケストレーション：兼松 衆
��Allegro Swing
��Andantino Tango
��Rondo：Presto Be-Bop
元々Ｋ.271は複数のカデンツァが用意されている。ゆえにピアニストによって異なる演奏と
なるのだが今回はジャズピアニストの小曽根さん故、予想は出来たが第１小節目の総奏は
普通であったが２小節目に入るピアノソロから即興演奏。それを受けて熊倉指揮ＰＡＣも
ジャズで応酬。
本来、本曲は小編成管弦楽が想定されているが今日はトロンボーンに打楽器まで入った
大編成。
第２楽章をチェロのソロで始めたが、これは良い判断。と言うのは本楽章ハ短調で書かれて
おり、チェロはハ音に開放弦を持つ楽器なのである。首席を務めた佐々木賢二さんの演奏。
この楽章にはベース中村さんのソロもある。
終楽章はピアノソロから始まる。Prestoなので速いが、ここはすんなり渡すが、原曲には当然
入っていないトランペットのゲストトッププレイヤー奥村 晶さんによるアドリブ。そしてドラム
高橋さんの忙しい即興演奏。
トリオ：ジャズ・インプロビゼーション
20分休憩を挟んでソリストアンコールではなく三人による即興演奏。ピアノから始まりベースが
入りドラムが入り、かなり盛り上がる。(つづく)
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