２０２１年版　夏の暑さの推移１０

間が空いてしまいましたが、前回の続きです。
前回、自分の記憶の中でとんでもなく暑い夏の数値的データを見ると基準は最高気温平均が、７月なら３１℃以上、８月なら３２℃以上、７〜９月猛暑日日数が３回以上と言いました。
そこで　　
１　最高気温平均が７月なら３１℃以上、８月なら３２℃以上のどちらか片方だけ満たせば良い（７月、８月とも満たせばもっと良い）
２　７〜９月猛暑日日数が３回以上

この２つの条件のうち両方とも満たせば「とんでもなく暑い夏」　
どちらか片方だと「なかなか暑い夏」（例：７月の最高気温平均が３２℃、８月は３１℃、猛暑日は２回、７月の最高気温平均が３０℃、８月は３１℃、猛暑日は１０回）

以下に１９８０年以降について上記の２つの基準を満たした「とんでもなく暑い夏」を列挙します。

１９８４年
１９９４年
１９９５年
２００１年
２００２年
２００４年
２００７年
２０１０年
２０１２年
２０１３年
２０１８年
２０１９年
２０２０年

以上のように１３回ありました。１９９０年代が３回、２０００年代が１０回と２０００年以降暑くなっていると思います。
ちなみに私の記憶ではこのうちの９年しか覚えてなく、記憶だけではなく数値で示すのは大事だと思いました。

次に、上記の１と２の基準のうちどちらか片方だけ満たす「なかなか暑い夏」を以下に列挙します。

１９８７年
１９９０年
１９９１年
１９９７年
１９９８年
１９９９年
２０００年
２００５年
２００６年
２０１１年
２０１４年
２０１５年
２０１６年

以上のように１３回ありました。１９００年代が６回、２０００年代が７回と数に差はないように思います。

次に「とんでもなく暑い夏」と「なかなか暑い夏」を合わせた夏を以下に列挙します。

１９８４年
１９８７年
１９９０年
１９９１年
１９９４年
１９９５年
１９９７年
１９９８年
１９９９年
２０００年
２００１年
２００２年
２００４年
２００５年
２００６年
２００７年
２０１０年
２０１１年
２０１２年
２０１３年
２０１４年
２０１５年
２０１６年
２０１８年
２０１９年
２０２０年

以上のように２6回ありました。１９００年代が9回、２０００年代が１７回と２１年のうち１７回が暑い夏だったという１９８０年から１９９９年の２０年が9回なので倍近くになっていて、やはり２０００年代になってから暑い夏が増えていると思います。
さらにコンクリート上での本音の暑さを考えたら、東京など毎日が３８℃〜４０℃ではないかと思います。

さて、２０２１年ですが、９月１０日現在猛暑日が２回で７月、８月とも基準を満たしていないので、１０年後に振り返ってみたら印象に残らない平凡な夏として思い返すと思います。