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2021年08月21日06:30

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2021年版 夏の暑さの推移8

前回の続きです。
今度は、猛暑日の回数で述べてみたいと思います。
以下を参照してください。

https://adaptation-platform.nies.go.jp/map/Tokyo/index_past.html

上記のサイトにある東京の猛暑日の回数を見ます。その中の猛暑日の回数のグラフを貼り付けます。
イメージ的に「猛暑日はここ30〜40年のことで昔はなかった」と思われがちですが、観測開始以来猛暑日は存在しています。
前回の日記にも書きましたが、昔から昼間の暑さは変わらないが、昔は朝夕は涼しかったので、1日中暑いことはなく、エアコンのない時代だったが過ごすことが出来たと思われます。
上記のグラフで1875年から1974年の100年と1975年から2020年の46年の猛暑日の回数について調べます

まず、1回でも猛暑日があった年について
1875年〜1974年 36回
1975年〜2020年 34回

猛暑日3回以上あった年(自分にとって記憶に残る暑い夏第1号の1984年の猛暑日が3回だったのでそれを基準。1回2回ならたまたまと思うが3回なら本当に暑い夏と考える)
1875年〜1974年  12回
1975年〜2020年  23回

1回でも猛暑日があった年について100年で36回、46年で34回とこれも倍に増えている。
3回以上の猛暑日について、100年で12回、46年で23回とこれも倍に増えている。

猛暑日の回数から見ても、夏は年々暑くなっていると言えると思います。

また、都市化によるコンクリート化で本音の気温は毎日35℃を超えているからではないかと仮説をたててみました。
以下を参照してください。

https://dailyportalz.jp/kiji/140714164617

https://www.env.go.jp/air/life/heat_island/guideline/mat04.pdf

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11133056276

気象庁が発表する気温は、木陰の芝生の上で地上1.5mの風通しの良いところで計測します。
都会のコンクリートの上ではそれより4〜6℃高いことは十分に考えられます。
気象庁の発表が30.0℃であっても都会のコンクリートの上では35℃を超えていることはあり得ます。本音の気温では毎日が猛暑日なので暑く感じる。(根拠は薄いですが)1970年代は気象庁の発表の33℃は都会のコンクリート上でも33℃に近かったのではないかと考えられます。
理由として思い浮かぶのはエアコンが少なく、エアコンの排気熱が少なかった。建物も木造が多くコンクリートが少なかった(ので熱を吸収して夜に吐き出して夜の気温を上げるというのが少なかった)よって、気象庁の発表の気温がそのまま都会の真ん中の温度に近かったのではないかと考えます。

以下を参照してください。

https://www.toukei.metro.tokyo.lg.jp/kurasi/2019/ku19-04.htm

上記のサイトにある人口推移の表を貼りました。
1970年から1995年まで人口は変わらないが、世帯数は右肩上がりに増えていていることから、1970年代までは空地もまだあってコンクリートが少なかったが、世帯数が増えて空地がなくなりコンクリートも増えた、増えた家庭はエアコンを使いその排気熱が・・・と暑くなる要素が増えていって年々暑くなった。

以上、夏が昔より暑くなったことについて見解を述べました。
次回は余談になりますが、さらに思うことを述べたいと思います。
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