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2021年08月18日04:58

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2021年版 夏の暑さの推移7

「昔は夏もそんなに暑くなかった。年々暑くなっている」とよく言われます。
それは本当というのが結論です。
以下を参照してくださいで終わっても良いのですが、他のサイトも参考に私も言いたいことを述べたいと思います。

https://naoblog.net/2018/07/14/post-779/

上記のサイトにある「8月の最高気温平均」のグラフを貼り付けましたのでご覧ください。
このグラフは昼の一番暑い時の気温の平均です。
観測開始間もないの1876年も2016年も同じ気温です。
1875年以来、最高気温平均が30℃を超えている年は珍しくないありません。
右肩上がりを想像していましたがそのようなことはなく、明治から令和にかけて夏の昼の暑さはさほど変わらないと言えると思います。
何かの本で、トキワ荘の漫画家が(昭和30年代なのでエアコンなどない)昼は暑くて漫画を描きづらいので、廊下の共同洗面所で頭から水をかぶったり、夜でも暑いときは裸で洗面所のシンクの中に座って行水したというエピソードを読んだ記憶があります。
今よりは涼しかったイメージのある昭和30年代、藤子不二雄や赤塚不二夫や石森章太郎が新人漫画家だった時代から現代も同じくらい夏は暑かったと言えると思います。
昔より最近の方が暑くなっているという観点でもう1度グラフを見ます。

1875年から1974年までの100年間で8月最高気温平均が32℃を超えた回数
 6回
1975年から2020年までの46年間で8月最高気温平均が32℃を超えた回数
 15回

100年で6回と46年で15回と完全に「昔より暑くなっている」と言えると思います。

次は8月最低気温ですが、これも上記のサイトを参照で、グラフも貼らせていただきました。
サイトでも言っていますが、見事に右肩上がりになっています。
それでも1980年代前半までは24℃を超えることは多くなかったが、それ以降は24℃以下の年は少なくなった。
自分たちが小学生、中学生のころに言われていた勉強は朝の涼しいうちにしましょうと言われていたことが数値でも証明されたと思います。 

昔より最近の方が暑くなっているという観点でグラフを見ます。
1875年から1974年までの100年間で8月最低気温平均が25℃(熱帯夜)を超えた回数 1回 (参照)24℃を超えた回数は11回
1975年から2020年までの46年間で8月最低気温平均が25℃(熱帯夜)を超えた回数 15回 (参照)24℃を超えた回数は32回
熱帯夜なら100年で1回と46年で15回、それより1℃低い24℃なら100年で11回、46年で32回とこれも「完全に暑くなっている」と言えると思います。

少なくとも、この46年は朝起きた時点で24℃を超えている年がほとんどで「朝起きたらもう暑い」という年がほとんどで1日中暑いので暑くなったと感じるのだろうと思います。昔は朝夕など夏だが涼しさを感じる時間帯があったと言えると思います。

さらに以下を参照してください。

https://www.smarthouse2.com/?p=16044

上記のサイトの中の表に47都道府県の8月の最高気温の平均を1つにまとめ、さらに
1960年〜1969年を1960年代1970年〜1979年を1970年代と10年単位での平均にしたものですが、1970年代、1980年代から先の1990年代以降上昇していると分かります。
まさしく、昔より現在は暑くなっている証明と思います。

まだ続きます。
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