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2020年02月18日19:59

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『毒戦 BELIEVER』 ☆☆☆★ 2020年7作目 ユナイテッドシネマ大河原

『毒戦 BELIEVER』 ☆☆☆★ 2020年7作目 ユナイテッドシネマ大河原
https://gaga.ne.jp/dokusen/

 ジョニー・トウ監督の『毒戦』を韓国でリメイク。
 オリジナルの『毒戦』は、麻薬組織のメンバーが司法織引きで「麻薬組織の謎のボス」の情報を提供する代わりに減刑してもらう(中国では麻薬犯は死刑)話で、売り手と買い手両方を騙すから警官が「売り手には買い手」「買い手には売り手」に変装して話を進めてたら、「麻薬製造の聾唖の兄弟」が凄腕のガンマンで派手に銃撃戦になるは、「謎のボス」がホントに謎だで、大変見応えのある作品でした。

 で、BELIEVERはどうかと云うと、オリジナルを踏襲しつつ、独自のアレンジが多々ありました。
 麻薬組織の情報提供者が、「只のゲス」から「謎の青年」になっているのと、麻薬特捜班の班長が麻薬組織に個人的に恨みがあるのが大きな変更点でした。
 「売り手」と「買い手」両方騙すので、変装を2パターンやるのと、麻薬を確認するのに麻薬を吸うのはそのままで、その後が独自の路線でした。
 韓国ノワールだと、「犯罪組織の表の顔」が通常の会社だったりするのですが、今作でも麻薬組織は大企業で、『エクストリーム・ジョブ』でも表向きは企業だったけれど、韓国じゃ犯罪組織は会社なんですかね?
 見どころの変装シーンは2回とも良く出来ていたので、聾唖の兄弟(兄妹に変更されていましたが)の銃撃戦も楽しみにしていたのですが、麻薬製造工場のシーンは爆破のシーンが目立って銃撃シーンが少なく感じたのですが、これは終盤に出てきました。
 と云うか、この終盤の変更された流れがとても良く出来ていました。

 なので、ジョニー・トウ版『毒戦』を観た方でも『〜BLIEVER』も楽しめます。
 特にラストシーン。
 一面の雪原は『ファーゴ』を連想させるし、そこに居る聾唖の二人が(ネタバレ厳禁)なのは『復習者に憐れみを』を連想しました。


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