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2020年04月02日09:22

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スーパータカオの鬼滅の刃考ー其の肆

◆ふたりの天照

天照国照彦天火明櫛玉饒速日命(アマテルクニテルヒコアマノホアカリクシタマニギハヤヒノミコト)という、とんでもなく長い名前の神がいます。なんだかつえー感じがしますな。

頭の二文字は「アマテル」です。

アマテラスとアマテル、太陽は自分自身で光ります。「照らす」のか「照る」のかです。

ここで、再び天の岩戸開きの神話に話を戻します。

◆岩戸とは

天照は、岩戸に隠れました。神が「隠れ」て、岩戸に入ったわけです。岩の戸、つまり古墳に埋蔵されたとなれば、どう考えても天照は亡くなったわけです。

ところが、扉を開けて復活!

最初から別人と考えれば、わかりやすくなるのですよ。

アマテルとアマテラス、アマテルという男神が何らかの理由で亡くなり、アマテラスという女神が立ちました。

その結果、アマテルという男神の神話は、あまり表に出なくなったとしたら、アマテルは非常に辛い人生を歩み、今も本来の意味合いでは、社会に認知されていません。

ふたりの国を継ぐ神がいて、兄は弟の裏に隠れた。

ツクヨミとアマテラスは、もしかすると、アマテルとアマテラスという構造かもしれません。

◆鬼とは

黒死牟、継国家の長男は、弟への劣等感から鬼になった癒されない鬼、つまり、アマテル=ツクヨミかもしれませんな。

鬼殺隊の柱は、鬼という存在に対して、非情です。これは実は、要求に応じなかった人々、まつろわぬ民を鬼と呼んだ朝廷を象徴した存在でもあるのですよ。

ときの朝廷は、土地の豪族を倒しながら、日本を統一していきました。これに関しては、歴史上、常にあることなわけですが、実はそのほとんどが騙し討ちだったと言われています。

そんな中、朝廷の言うことを聞かない人たちは、人間ではなく妖怪であると言われました。

鬼と言われたり、天狗と呼ばれたり、河童と呼ばれたりしました。あるいは、半魚人である人魚も、そういった存在かもしれませんな。

朝廷側の言い分としては、人ではないものに、何をしても構わない、というわけです。つまり、騙し討ちという発想すらなかったかもしれません。

彼らは恨みを持って亡くなっています。彼らを癒すために、朝廷側は彼らを神として祀ったのですね。

だとすれば、ツクヨミは騙された可能性が高いですな。つまり、ツクヨミはアマテラスに劣っていたわけではなかったのですな。

そんなツクヨミの、黒死牟という鬼の無念を癒す、それが炭治朗という存在なのですな。

と、ここでひと休み( ̄▽ ̄)
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