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2020年03月31日15:26

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スーパータカオの鬼滅の刃考

優れたアニメや映画の中には、必ずと言っていいほど、神話が存在していますな。

そして今、空前の大ヒットを飛ばしているのが、『鬼滅の刃』です。

そこで今回は、タカオさん、勝手に妄想を炸裂させてみようと思います。

仲哀天皇の奥さんに、神功皇后という女性がいました。彼女はある時神がかって、住吉大神の神託を得ます。

「貧しい熊襲の地より、裕福な新羅を征伐せよ。我ら三神を祀れば、新羅も熊襲も平伏する」

ところが、仲哀天皇はこの神託に対して、疑問を口にします。その結果、祟られ亡くなってしまいました。

神という絶対的な存在に対する疑問を口にしただけで亡くなる、何だか似たような設定が鬼滅の刃の中にも見られますな。

ちなみに、主人公である竈門炭治朗の先祖は、竈門住吉なのですがね。

住吉大神が祀られている神社はたくさんありますが、すぐに思い当たるのは大阪の住之江、住吉大社ですな。

住之江とは、墨江とも呼ばれていました。墨とは、そのまま入墨のことです。

住吉大神は、海の神です。九州に、阿多隼人と呼ばれる海の民がいました。いわゆる、綿津見の民です。

漁師の方は、常に死と隣り合わせの世界で生きてらっしゃいます。海で亡くなると、死体が上がらないこともありますし、上がっても人物の特定ができないことが多々あります。特定してもらうため、身体に入墨を入れておく、という方も見えるのですよ。

そして、綿津見の民は、通過儀礼として、入墨を入れるのですな。

剣士たちは、墨、つまりアザが額に現れてこそ、本当の力が発揮されるのですよ。

阿多からの派生で「愛宕」「熱海」「足立」「熱田」「渥美」「安曇」など、よく知られた地名がたくさんありますが、直接的か間接的かは別にして、これらの地名はすべてこの阿多隼人と関連のある地ばかりです。

阿多とは、「仇」でもあります。
「仇」は「人が九」と書きます。つまり、九人の人なわけですがね、柱の人数は、九人なのですな。

ちなみに、阿多隼人の姫に、神阿多津比売(カミアタツヒメ)という姫がいました。彼女は、絶世の美女と呼ばれ、ふたり姉妹だったのですよ。

隼人は非常に勇敢な民でしたが、朝廷との戦いに敗れ、神阿多津比売は、朝廷側の姫として迎えられます。迎えられたといっても、実際には強制的に人質となったわけですな。

そんな辛い人生を送った神阿多津比売ですが、彼女の別名は、木花開耶媛(このはなさくやひめ)というのですな。

木花開耶媛と聞けば、富士山の浅間神社を思い出す方も多いと思います。

富士山のあたりは、実は附子の産地でした。「附子」とはトリカブトです。

柱の一人、胡蝶しのぶは毒の呼吸を使うのですがね、まさに木花開耶媛のように可憐な女性であり、ふたり姉妹なのですな。

富士とは「附子」でもあり、「藤」でもありますな。

鬼にとっての毒は、「藤」というわけです。

長くなってきたので
ひとまずは一旦休憩( ̄▽ ̄)
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