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2020年05月27日10:50

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油断できぬmixi日記25

私の「料理レシピ始め」は、多分アウトドアの付録のやうなものだった。

サバイバル本(子供向き)が好きでよく読んでをり、極限状態から生還した人々の冒険譚のあとに、当時の子供らがやるであらう フィールド・レジャーについての注意事項(子供だけで行ってはいけない場所&やってはいけない事 /雨や雪 風のやり過ごし方/困った時の対処法など)が書いてあり、まぁそのツイデ、みたいなかんぢで『外で料理を作ってみやう』といふコーナーがあった。

親父が料理をする人だったので、なんとはなしに私も厨房に立つことは覚えてをり、炒り卵などの簡単な料理はすでに作ってゐたが、「料理」といふものをしっかりとレシピを見て作ったのは、この付録にあった「カレーチャーハン」だったハズだ。

書いてあるやうに作ったら、なんか見た目「カレーチャーハン的」なものは出来上がり、食べたらまぁそこそこイケた。
それでえぇ気になって行ったのだらう。
実際にアウトドアで調理をするやうになるのは、ぢつはだいぶ後(一人暮らしを始める方が早かった)だったが、この本(付録)で覚え、自宅で作ってみた料理は他にもあった。

んで、どんどん えぇ気になって来て「料理本」なるものを買いたくなった。
この付録にも『もっと料理を楽しみたいキミはこちら→キッズ・クッキング』とかいふ案内が出てをり、これでいいか、と近所の本屋に赴いた。

・・・が!!

店頭にあるにはあったこの「キッズ・クッキング」。
表紙には、当時の私と同世代くらいの女の子が3〜4人、エプロン姿で調理器具やらを持って笑ってる写真がデカデカと載ってをり、内容もどうやらだいぶ「そっち向け(女子は料理を作るもの)」のやうで、さういふ本を当時の小学生男子が買える風潮は、残念ながら田舎の町にはなかった。

これ書いてて憶ひ出したが、さういへば一人暮らしを始めて一番最初に買った料理本も、アウトドア用のものであった。
だいぶ写真が色あせたそれは、今も持ってゐる。
今はこれにあるメニュウならレシピを見ずとも作れるやうになってゐる。

で、人生最初に作ったカレーチャーハン。
多分、味はひどいものだったであらう。なにしろ調味料といへばしをとさとうしか知らなんだのだから・・・。まぁ、カレー粉が全てを救ってくれたわけだ。
カレー粉は偉大なのだ。

その後いろんな場所でカレーチャーハン(カレー焼き飯、カレーピラフ、呼び名は色々だが、よぅはカレー味で飯を炒めるあれ)を食し、研究を重ね、今はまぁ店でも出せるんぢゃないか?といふものは作れる。

アウトドア・クッキング本は偉大なり。
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