ぢつは先日の生配信ライヴの本番直前に、突然右耳が聴こえなくなり、今、治療に通院してゐる。いわゆる「突発性難聴」といふやつらしく、私は昔からけっこうこれに悩まされてゐる。
思へば中学校の時、フイに耳が聞こえづらくなり、あれ?と思った。
友達に「耳のヘリで大声を出してみてくれ」などと云って、やはり何かオカシイので病院に行った。「耳くそが溜まってゐるのだらう」ぐらいに思ってゐたが、なにやら空気圧を耳に送り込むやうな治療をしてくれ、しかし当時の医者は症状の詳細を患者に語ることはあまりなく、まぁまた来なさい、みたいなかんぢだった。
なんとなく収束した。
思へば、あれは「始まり」だったのか。
で、16歳のころ、最初のキツい「めまいが来た」。
こん時は、そのすぐ前くらいにちょっとしたことで頭に強い衝撃を受けており、アレか?と思ったのだが、医者にゆくと外傷性のものでもNASAさうだ。ただまぁ立ってるのもしんどいやうなめまいで、ホンマにツラかった。
その後、数年おきに強いめまいの発作に襲われるやうになり、しかし、現代医学をもってしても、このめまいのメカニズムは解析されておらぬらしく、いつも何がしかの投薬ののち、なんとな〜く収束する。
一番ひどいめまいの状況下でも、血圧、脳波、脈拍、神経、はどぅもないらしいので、まぁ気の持ちよう、っちゃ気の持ちよう、なのだらう。
にしてもツラい。
色々と自力で調べてみるに、これらは全て「三半規管」といふ部位のバグなのださうで、遠因にはやはり「難聴」もふくまれるさうだ。
平衡感覚をつかさどる器官であり、さういへば私は乗り物酔いをする子供でもあった。
(今でも運転が下手な人の車に乗ると酔う)
今回は難聴感がひどく、当日ライヴがキツかったが、翌日はめまいの方がひどく、しかし上記のやうなことで慣れてゐるので、仕方なくバイトにも行ったのだが、まぁ気持ちは悪いよね。
漢方が効く、とか鍼がいい、とか色々な噂はあり、まぁさうなのだらうが、その色々を試す時間も金もない。今も右耳がボワっとしたかんぢなのだが、そのうちにまたなんとな〜く収束してくれることを祈りつつ、日々を暮らしてゐる。
耳が詰まった状態、てのはよーするに「耳栓」をしてゐる状態に近く、自分の歌のピッチを確認するのに耳栓をする時もあるくらいなので、まぁこれはお手軽に自分のピッチを確認できる、とポジティヴに考へてはゐる。
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