mixiユーザー(id:2281137)

2020年04月20日09:54

175 view

籠れぬ月曜のmixi日記18

前にも書いたが、私は野球に興味がない。

地元が広島なのでカープ愛について言及される事も少なくないが、正直よくわからん。
初優勝をした1975年の騒乱のことはよく覚えてをり、まぁ活気づく街の雰囲気は悪くないので、悪く云ひはせぬが、正直どこのチームが勝とうがどうでも良い。

なぜ野球に興味が持てぬのか?を考へてみた。

そは野球と云ふスポーツが、この国の子供において、「学校」の他に最初に経験する「団体行動」の典型だからである。
なぜか日本では「子供はみな野球をするもの」との認識がある(あった。私の少年時代)。

揃いのユニホームを着、みなで走り、球を投げ、取り、打つ。
さうやって皆等しく野球と云ふ概念のもとに集まっても、そこには「差異」が生まれる。
いわゆる「才能」といふやつだ。
たれもがイチローやキヨハラになれるわけではない。
だが、その差異の中で「チーム」は動く。

そして、ひとり野山を駆け巡り、絵を描いたり本を読んだりするのが好きだった少年の私にとって、野球は外の世界から強要される「チームプレイ」の象徴であったのだ。

云ふまでもなく、この国ではチームプレイが苦手なものは、排除される。
そいてまた当の本人も「俺、団体行動苦手だから」と云ふ事を免罪符のやうに云ふ。

そこまでは思はぬのだ。
ただ、他の人より、ちょいとだけ興味の対象が違ってゐるだけなのだ。
仲間と遊ぶのは大好きだし、友は多い方だとも思ふ。
音楽においても、できれば良い仲間たちとともに良いものを作り出したい。
必要とあらばたれとでもチームを組むし、それを正しいと判断できれば、命令にも従う。

だが、ニンゲンは集まると「傾向」が生まれる。
私は、その「傾向」が苦手なのだ。

野球は、さういふ「自分にとって苦手な団体心理」の具体化した典型なのである。

まぁ、ツイデに云へばサッカーはさらに苦手で、あれは野球よりもっとわからん。
サポーターと称し、選手よりデカい態度のファンがゐるのも理解不能だ。
そして、私が「野球に興味がない」といふと『あ、ぢゃあサッカーですか?』と問はれるのも、えぇ加減勘弁してほしい。

そのふたつしかスポーッはないのか?

さういふ「傾向」もまた好かんのだ。


4 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する