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2020年02月19日08:21

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寒い朝のmixi日記11

とンと雪が降らなくなった。

広島は端で思はれるよりは雪が降る地域でもある。
ちょいと北へ向かえばスキー場もある。

これまでは1シーズンに一回か二回、「ドカ雪」があった。
都市機能を麻痺させるほどの大雪である。
郊外に住む友人が帰宅難民となり、何人か泊めたこともある。
かく云ふ私も、車が動けなくなって道端に置いて帰ったこともある。

雨と違って、雪はまぁ「許せる」ところがあるのが人のサガ、と云へんでもない。
雨に祟られるともぅゲンナリするしかないが、雪ならば情緒を感じたりもす。
喜ぶ人すらゐる。
雨の立場がない。

あれはやはり、雪が「白い」からではなからうか?。
あれで雪が「黒」だったり「赤」だったりしたら・・・・

黒や赤の立場もない。

さういへば、覚えてゐる限りで最後の広島の大雪の日。
たまたま外出する機会のあった私は、橋の上がバキバキに凍ってゐるのに遭遇し、道端に積み上げられてゐる「凍結防止剤」を歩道全面に撒いて歩いたことがある。
あれは本来車道用に準備されてゐるものだらうが、滑って転ぶ危険はむしろ歩道にあるのだ、と思ひ、人知られず社会奉仕した。

次に通った時、歩道から完全に雪が消えてゐたのを見て、たいそう満足した。
善行は黙ってやるのが紳士たるものだ。

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