小日本、加水！

上海のNo.5だか6だかが昨秋に言ってたのは、
「HKをダメにしているのはHK人自身。HKなんか無くても今は上海がある」
と党中央は思っているのだそうな。

まぁ確かに融資額とか本店の数だとか、中国お得意の規模の大小だけならば
上海とHKを天秤にかけるのも分からんでもないが、
とてもじゃないが普通の感覚では上海がHKを代替できるとは思えない。

ともかく、党としては、上海がHKを代替できない部分あろう。
でも、「党にたてついたらどうなるのか」は身を以て分かってもらわねばならない。
日本ではデモも有効な意思表示の一つなのかもしれないが、
こと中国ではこんなことは許されない。

日本人は、このへんの感覚の違いがよく分かっていないのではないか。

まず、党にとっては、党の存在と意思・意向が何より最優先される。
だから、香港の価値が地に落ちようが、経済的に大損失になろうが、
いうことを聞かないヤツは絶対に許さない。
何が何でもコントロールする。
そもそも共産主義とは意見や主義・主張の相違を認めないものだし、
経済の鬼と化した中共も、今でもそこに変わりはない。

だから、中国を統治し続ける為なら、鎖国状態になってでも中共は占有を続けるし、
いう事を聞かない中国人には、殺してでもいうことを聞かせる。
ま、死んでしまったら言うことを聞くも聞かないもないのだけど、
つまりはいうことを聞かない人民に用はない、というのが中共。

たとえ同じ民族、自国民であっても銃口を向けるのを厭わないのだから、
ウイグル人やチベット人を暴力で手馴づけることに躊躇なぞあるわけがない。
多分人間は皆平等であるべきと思っている日本人にはこのへんは分からないと思う。

香港が今の西側諸国の一員としての地位を失うとなると、
個人レベルで大損をブッこく中国の高級官僚や商売人が出てくるのは当然。
だから中国としては処遇をどうするか困っちゃうんじぇないか、
という見方もあるようだが全然わかってない。
経済が故に、たてついた香港への制裁の手を緩めるとか、
あまつさえ「許す」なんてのは絶対にありえない。

多少、甘い顔するときもあろうが、
許さない時は絶対に許さない、一歩も引かないというのが中国人の考え方。
そしてその判断基準は、日本人には分からないことが多いかもしれないが、
国土と資源については一歩も引かないというのが原則。
これを覚えておいてくれ。


■中国、香港の自由剥奪で西側と全面対立…共産党幹部自ら資産逃避で国際金融センターを破壊
(Business Journal - 06月04日 18:21)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=175&from=diary&id=6107634