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2022年05月22日00:00

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【PS4DL・PS5DL】　A HERO AND A GARDEN ～ヒーローアンドガーデン～　【５/１】

　

★★☆☆☆☆☆☆☆☆（２/１０）

2020年10月8日発売のラタライカゲームスのゲーム！
ジャンルはADV…となっていますがクリッカーゲームですｗ
DL専売のゲームでストアに￥502で売っています！

全ＥＤを見て総プレイ時間は３時間、トロフィーは１００％で終了！

※追記
2022年12月8日にPS5版が追加されたので、
こちらもDLしてプレイし、100％にしておきました！

あらすじは、

むかし、むかし、ある塔にお姫様がいた。
勇敢な勇者がお姫様を救いに行ったが……まあ、うまくいかなかった。
その勇者は今、庭で働いている。

箱庭クリッカーゲーム×ノベルゲーム『A HERO AND A GARDEN』は、
姫を救おうとして失敗した、ある勇者の物語です。
お姫様を救えなかった勇者になって、庭のお世話をします。
ベリーを収穫して、リクエストされたものを納品して、
壊された町を修理しましょう！
※町を壊したのは勇者です

という「なんだこのあらすじは？」となる説明ですが、
詳しくはプレイすればわかりますｗ
とはいえ序盤はプレイしていても特によく状況が呑み込めないのですがｗ

【キャラ】

主人公は勇者のサイラスくん！
塔に閉じ込められたお姫様を助けに行ったはずなのに、
なぜか「街を壊した」と魔女に捕まり働かされているという、
どういうことなんだ？という状況からスタートですｗ
しかも魔女や住民の悪口を言おうとしても、
悪い言葉は口から発することが出来ないという罠を付けられていますw
今作はそんな彼が敵だと思い込んでいたモンスターたちと交流していく作品です！

【システム】

ムービーやボイスはなし！
セーブはそもそもロード機能すら使わなかったのでわかりませんが、
おそらくオートセーブだと思われます！(未確認)

今作は放置系収集ゲーにADV(読むだけのノベル)がくっついた作りになっています！

①：ドロップ・スリープ・ボタン・キュー・ホットの5種のベリーが実ったら収穫
②：各種ベリーをリクエストされた数集め納品しイベントを見る
③：道路・噴水・庭・屋台・広場の5か所を全て劉馥する
④：②と③どちらかを満たしイベントを見る

これを繰り返して進めていきます！
④のイベント視聴は放置することも可能ですが実質強制で、
見なければTo Doリスト(納品リクエスト)の進行度が止まるため、
②か③で条件を満たしたらすぐ見て消化していきましょう！
二重に納品することもできないので、
イベントが重複したり見損ねたりすることもありませんｗ

ベリーの栽培＆収穫も単純で、

×…ホットベリー収穫
□…ドロップベリー収穫
△…ボタンベリー収穫
L1…キューベリー収穫
R1…スリープベリー収穫

とそれぞれのボタンに収穫できるベリーが割り振られてはいますが、
別にこれを暗記する必要はなく、自動で勝手に育っていき、
収穫可能になれば画面にこのボタンで収穫だよと出るので迷う要素はありませんｗ
その他メニューも画面を見たまま操作すればいいだけなので、
どんなにゲームが苦手でも大丈夫ですｗｗｗ

最終的に全イベントを見る頃にはドロップベリーはカンストしますｗｗｗ
９９９集まっても別に換金できるわけでもなく、
何か隠しイベントが起きたりするわけでもないのになぜか集め続けてしまう…ｗ

【グラフィック】

見ての通りの可愛いちびキャラです！

【ＢＧＭ】

特に印象に残っていません！

【その他】

誤字脱字は多いですｗ
致命的なものはないものの高頻度で誤字脱字を見つけてしまうので、
なんだかほほえましい気持ちになります(？)ｗｗｗ

【シナリオまとめ】

塔に閉じ込められた姫を助けに行ったはずの勇者は、
魔法の剣の魔法が暴発し町を壊してしまったため、
逆に魔女に捕まって「自分が壊した街を修繕しろ」と命令されていた。
庭の世話をし収穫したベリーを売りその金で町を直すため、
必死に庭の手入れをしベリーを集めリクエストを達成していく。

お手伝いモンスターのススと一緒にベリーを集め街を直していき、
ドロップベリーの納品相手のモンスター、エラと絡んでいくうちに、
少しずつモンスター側の事情も知っていく。
勇者がモンスターの外見を気持ち悪いと思っているのと同じく、
モンスターも人間を変だと思い怯えている事。
モンスター同士でも人間と同じように個々の違いに悩んでいる事。

ボタンベリーの納品相手である医者の角先生…イェンと話し、
勇者は世襲制で親が勇者だから自分も勇者をしているという自分の生き方を、
私はなりたいと思い医者になったのにあなたは生き方を決められていていいのかと、
問われ始めて疑問を感じ、イェンのことをもっと知りたいと思うようになる。
そして言われた通り「モンスターは悪」と信じ込み倒しにやって来て、
こうやって捕まって初めて「モンスターもただの人」で分かり合えると気付く。

キューベリーの納品相手であるルタブーは食材屋の球根型モンスターだった。
勇者の作ったキューベリーが美味しいと感動したルタブーは、
勇者に栽培方法を聞いてくるが普通に育てていた勇者はわからないと言うが、
ルタブーは信頼されていないから教えてくれないのだと思い、
勇者を信頼させようと頑張り始める。
何度も聞いてくるルタブーに正直に「そのまま収穫しているだけだ」と答えると、
ルタブーはそれを「愛」と呼んだ。
勇者を気に入りルタブーはなつき二人は友達になった。

スリープベリーの納品相手であるネルは、
自分の母親を勇者に傷付けられそれを治すためスリープベリーを欲していた。
ネルは母親が勇者のベリーで治っても勇者が傷つけたからと許せずいたため、
勇者が自分への贖罪として明らかに安い値段で自分にベリーを渡してくる姿をみて、
ベリーの転売で一儲けしていた自分の行いを反省し、勇者に謝った。

ホットベリーの納品相手は勇者が助けようとした姫、レタだった。
姫は自らこの場所を自分の居場所として選んでここへ来ており、
魔女に捕まったわけではなく魔女を心から愛しているという事、
勇者が魔女に怯えていたのと同じように、魔女も人間に怯えていた事や、
魔女…ヴェスパーは心優しく街を壊され怒っただけだった事、
そして自分を「姫」としてではなく友達として扱われたがっている事を知る。
昔のように名前で呼びあって一緒にフルートを吹きたいと姫は勇者に願うが、
勇者はかたくなに断り姫と勇者という立場の違いを強調する。
自分の事も魔女のことも名前で呼んで欲しいと願う姫に従い、
魔女を名前で呼んだことで少し距離が縮まり、どうして姫と暮らしているのかを聞く。
初めは姫のことも他の品減と同じように追い払おうとしていたが、
姫が最初から友好的でこちらを理解しようという意思を見せたことを切っ掛けに、
姫を受け入れ一緒に暮らし始めたと語る。

姫は勇者を城で唯一の友達だと思っていたと言い、
ここまで助けに来てくれたのも貴方だけだったこと、
そして勇者の使った魔法の剣が物を破壊したものの魔物を破壊しなかったのは、
自分を助けに来ただけで他者を傷つけたい意図が無かったからだと感謝した。
そして昔のように一緒にフルートを吹こうと誘う。
一緒に演奏し久しぶりに「レタ」と姫を呼んだ勇者はついに姫と和解した。

何種類ものベリーを育て納品をし続けついに庭の修理費を全て払い終えた。
魔女は勇者に修復のお礼を言うとともに、
復興祝いのお祭りをやるから参加してもいいよと勇者に許可を出す。
勇者は誰と一緒に祭りに行こうか悩んだ末、一人を選んだ。

【エンディング】

ＥＤは５種類！
一緒にお祭りに行く相手を誰にするかでルート分岐します！

■エラ
エラと祭りに行きたいと思ったが誘う勇気が出なかった勇者をススが連れ出す。
祭りの場で待っていたエラとススと３人で楽しくお祭りを過ごした。

■イェン
イェンを誘いお祭りに行ったはずが、
イェンは自身の病院に来た子供を退屈させないゲームを作り始めた。
勇者はつまらないつまらないと言いつつゲーム制作を手伝い有意義な日を過ごした。

■ルタブー
ルタブーを誘いお祭りへ行き、ルタブーの出している屋台で悪戯を仕掛けられた勇者。
騙されたと怒る勇者だったが、本気で怒っているわけではなかった。
ベリーの納品での交流を切っ掛けにいつの間にか2人は本当に仲良しになっていたのだ。

■レタ
お祭りへ向かうと姫は舞台に立っていた。
せっかくだから見ていこうと客席に行ったが姫に気付かれ名指しで壇上へ呼び出される。
姫は魔物たちに勇者を紹介し、勇者に一緒に歌おうと誘うのだった。

■ネル
寝ると一緒にお祭りへ行った勇者だったが、
庭の修復にお金を全額使っており手持ちが一切ないことに気付く。
ネルは呆れながらも屋台でチョコを買い半分こしてくれたのだった。

【クリア後】

GALLERYにMUSICと想い出の項目が出ます！
ここから個別エンドに飛ぶことができるので、全員分確認すればトロコンです！

【総評】

ということで、A HERO AND A GARDEN ～ヒーローアンドガーデン～でした！

初めはいまいちシナリオの意味が分からず、
「放置ゲーにちょっとシナリオ付いてるだけのものかーよくわからん話だな」
と思っていたんですが、
シナリオが進んでいくとだんだんわかってくる秘密と、
サラっと入っているジェンダー問題提起などのおかげで、
読了感はなかなかいいゲームだったかと思います！
まあ放置ゲーの栽培要素が画面から目を離せないので面倒ではありましたがｗｗｗ

とりあえずいいとこ悪いとこ書いておきます！

＜いいところ＞

・イラストが可愛い
・オートで育っていくベリーをクリックして集めるだけで単純
・シナリオなども隠しや分岐要素はないため誰にでもプレイできる
・ワンコイン(税込みのせいで２円はみ出ているがｗ)で安い
・トロコンが簡単

＜悪いところ＞

・オート栽培なのにオート収穫はしてくれずずっと画面を見つめるお仕事になる
・ベリーを納品した数でシナリオがアンロックされていくが見ないと先に進まない
　(同時に２種類納品しどちらからシナリオを見ようかなーなどと順が選べない)
・早送りなどもないためきっちり育つまでリアルタイムがかかる
・テキスト部分も早送りや巻き戻しなどはない
・シナリオが納品後にアンロックのためブツ切れに感じる

こんな感じかな！

今作はどうやらジェンダー問題を折り込んだゲームを沢山作っている方が制作者らしく、
さらっと同性愛の話が出て来たり、
差別と区別の境目はどこなのかや、
人種問題や○○らしさとは果たしてどういうものなのかなど、
地味に重たい内容がシナリオに入っていたのが印象的でしたｗ

とはいえゆるキャラの様なタッチの絵で、
上記の内容が人間、モンスター、姫、勇者のそれぞれの悩みとして書かれているため、
そう重く感じたりシリアスな内容になったりはしていないので、
こういった内容が苦手な人でも特に問題なく読める程度かと思いますｗ

問題提起系の内容とはいえ押し付けがましくはなく、
こうあるべき！と結果を押し付けてくるわけでもないまま、
絵のタッチ同様に緩く終わるので(笑)、
良く考えずに読んでいけば気付かない人もいそうですｗｗｗ

別に特別面白いかと言われると、
収穫はリアルタイム準拠でオート収穫もないためずっと画面に張り付く羽目になり、
放置ゲーなのに放置していたら進行が止まるという微妙なだるさと、
シナリオテーマはいいもののゲームの仕様上どうしてもブツ切れなので、
一気にクリアまでやってしまわないと、
一度やめたらそのままゲーム自体を放置してしまいそうな作品のため(笑)、
万人受けする内容ではないのかなという感じではありますが、
難易度などは皆無で万人が絶対クリアできるゲームでもあるので、
お手軽な値段で短時間遊べればいいやという人や、
トロフィー狙いの人にはお勧めですｗ

　

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