824駄句推敲している朝焼けとなる
825久々の徹夜がつらいヒヤシンス眠る
826寒さ厳しい霙(みぞれ)初雪に変わる
827立春近いのに充分寒い薄曇り
二月
─三十年前の節分
828生徒に豆投げつけられて担任は痛い
829観てくれる人なしコロナ禍グループ展
830梅咲いたか雪降ったのか名ばかりの春
831底冷えの足指凍えてストーブで炙る
832紅梅白梅三寒四温体調崩す
833この歳になって現代思想の難解
834ぽかぽかと春日向真冬の日陰
835チョコ融けて生暖かいバレンタインデー
─今はなき母屋(三句)
836あの蝦蛄仙人掌(シャコサボテン)の花鉢だけ残る
837よく晴れて揺り椅子に眠る猫サンルーム
838すべて夢か幻か春午睡
ログインしてコメントを確認・投稿する