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2020年12月04日22:55

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絵日記2020/12/4(金)マッチの軸…

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マッチの軸頭そろえて冬逞し
      金子兜太

 今日のドローイングのストロークはこの句から「あたまそろえて」。

以下ネットより
>もはや必需品とは言えなくなった「マッチ」。無いお宅もありそうだ。昔は、とくに冬場は、マッチが無くては暮しがはじまらなかった。朝一番の火起こしからはじまって、夜の風呂沸かしにいたるまで、その都度マッチを必要とした。昔といっても、ガスの点火などにマッチを使ったのは、そんなに遠い日のことではない。だからどの家でも、マッチを切らさないように用心した。経済を考えて、大箱の徳用マッチを買い置きしたものだ。句のマッチも、たぶん大箱だろう。まだ開封したてなのか、箱には「軸」が「頭(あたま)そろえて」ぎっしり、みっしりと詰まっている。この「ぎっしり、みっしり」の状態が作者に充実感満足感を与え、その充実感満足感が「冬逞し」の実感を呼び寄せたのだ。マッチごときでと、若い人は首をかしげそうだが、句のマッチを生活の冬への供え、その象徴みたいなものと考えてもらえれば、多少は理解しやすいだろうか。すなわち、この冬の備えは万全ゆえ、逞しい冬にはこちらも逞しく立ち向かっていけるのだ。供えがなければ、マッチが無くなりそうになっていれば、冬を逞しいと感じる気持ちは出てこないだろう。厳しかったり刺すようだったりと、情けないことになる。冬の句は総じて陰気になりがちだけれど、作者がマッチ一箱で明るく冬と対峙できているのは、やはり若い生命力のなせる業にちがいない。この若さが、実に羨ましい。兜太、三十歳ころの作品と思われる。
『金子兜太』(1993・春陽堂俳句文庫)所収。(清水哲男)

 私が煙草を吸い始めた頃(つまり40年以上前)、まだ使い捨てライター(Bicのが2百円だった)が出たばかりの時で、たいていの人はkioskで煙草とマッチの小箱を買っていた。ハイライト百十円マッチ(小箱)十円。今では信じられない安さ!
 喫煙マナーなんて言葉もなかった。なにしろ東海道線では大船を過ぎると車内で喫煙出来た。そんなおおらかな? 時代だった(笑)。

 

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 今日、届くはずだった(予定の)CDと本を紹介します。(だから追跡番号のない「ゆうメール」は嫌いなのだ ! )

スッペ:レクイエム
(以下は予測です。このCDが来るとは限りません。)
以下ネットより
>内容紹介
シャラー&シンフォニアの注目新譜タイトル・リリース! 宗教音楽家として代表作 スッペのレクィエム
[STEREO] [74'23''] [Import CD]

「軽騎兵」「詩人と農夫」「ウィーンの朝・昼・晩」「スペードの女王」など、ウィーンで最初に成功したオペレッタの作曲家として名高いスッペは、交響曲や演奏会序曲、歌曲も遺すなか、宗教曲には格別の関心を示して、最晩年にはもっぱらこのジャンルのみを手掛けていたり、そもそも13歳の時に書いた「ダルマツィアのミサ曲」は高く評価され続け、改訂後に出版されたりもしています。
「宗教音楽家」スッペの顔を象徴する傑作がこの「レクィエム」であり、録音点数も少なくありませんが、ここであらたに名乗りをあげるシャラー率いるフィルハーモニー・フェスティヴァは、キャラガン校訂版のブルックナー・シリーズで衝撃を与えたコンビだけに期待も高まるところです。
このたび共に取り組むミュンヘン・フィル合唱団は110年の歴史を誇る名門で、2009年に同じシャラー指揮によるゴルトマルクの「メルリン」演奏会形式の上演でもすぐれた演奏内容を聴かせていました。ラテン語歌唱、ブックレットにはラテン語・ドイツ語・英語歌詞併記。

マリー・ファイトヴァー (ソプラノ)
フランツィスカ・ゴットヴァルト (コントラルト)
トミスラフ・ムジェク (テノール)
アルベルト・ペーゼンドルファー (バス)

ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団
アンドレアス・ヘルマン (合唱指揮)

ゲルト・シャラー (指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音 : 2012年7月 エーブラハ 大修道院附属教会 (ライヴ) バイエルン放送との共同制作

 「軽騎兵(序曲)」は音楽の鑑賞の授業で聴いた記憶がありますが、はっきりとは覚えていませんが軽快な曲(安易な発想だなあ)だったかなあ?というぐらい。オペラや宗教曲の大家だとは知らなかった。期待は高まる!(笑)



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果てしなき流れの果に(改版)
小松左京著
ハルキ文庫
>説明
N大学理論物理研究所助手の野々村は、ある日、研究所の大泉教授とその友人・番匠谷教授から一つの砂時計を見せられる。それは永遠に砂の落ち続ける砂時計だった! 白堊紀の地層から出土されたというその砂時計のなぞを解明すべく発掘現場へと向かう一行だったが、彼らは知る由もなかった──その背後で十億年もの時空を超えた壮大な戦いが展開されていようとは。「宇宙」とは、「時の流れ」とは何かを問うSFの傑作。(解説・大原まり子)

 これは発表当時、大評判だったSF大作(早川書房からハードカバーで出版された、と思う。その後ハヤカワ文庫SFに収録)。迂闊にも未読でした。確か劇画化もされていた、と思います。期待大ですが、いつ読めるか?は例によって分かりません(笑)。



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