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2020年11月13日22:15

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絵日記2020/11/13(金)枯草に…

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枯草にキャラメルの箱河あわれ
        金子兜太

 今日のドローイングのストロークはこの句から「きゃらめるのはこ」の七音。

以下ネットより引用
>河岸の枯草のなかに、キャラメルの白茶けた空き箱が捨てられている。よく見かける光景だ。もっと暖かい時季に、どこかの子供が遊びに来て捨てていったのだろう。ここで作者は「ポイ捨て」はいけないなどと、公衆道徳的な反応はしていない。荒涼たる冬の河岸に、元気な子供の走り回る姿を二重写しにして、「あわれ」と言っている。「あわれ」は「哀れ」ではなく、何かいとおしいような感情がにじみ出てくる状態を指している言葉だ。すべてのゴミは、かつては人間とともにあった物である。したがって、この物とともに確かに人間がいたという「存在証明」なのである。だから、ゴミは単に穢い物体ではありえない。何年か前に、ドイツ領内を流れるエルベ川のほとりに立ったとき、ひどく河岸がきれいなことに違和感を覚えた。聞いてみると、河岸は立ち入り禁止なのだという。なるほど、キャラメルの箱一つ落ちていない理屈だ。まことにクリーンな光景というのも、案外と薄気味が悪いなと思ったことを覚えている。だから、かなり日本語のできるドイツ人が読んでも、句の「あわれ」はおそらく「哀れ」としか理解できないだろう。『金子兜太全句集』(1975)所収。(清水哲男)



      落葉



 今日届く本とCDを紹介します。

ユリイカ2020年10月臨時増刊号 総特集◎別役実の世界 ―1937-2020―
青土社

>説明
別役実の魅力に迫る、追悼特集
戦後日本における不条理演劇の確立者として知られる別役実。
しかしその活動は必ずしも演劇の枠内にとどまらず、その味わいは決して「不条理」の一言に尽くされるものでもなかった――。
膨大な戯曲群はもちろん、虚実皮膜のエッセイから、驚きに満ちた批評、深いさみしさと優しさを湛えた童話・詩まで、その豊かな作品宇宙を一望し、唯一無二の佇まいを記憶する。

【目次】
■オモイデの素顔
父の本とわたし/ べつやくれい

■並走の追憶
別役実とアトリエ/ 藤原新平
新しい舞台形式の創始者――追悼・別役実/ 鈴木忠志
宇宙の彼方へ旅立たれた別役さん/ 小室等

■対談
不条理の可笑しみ、生活者の佇まい/ 佐藤信+柄本明

■〈不条理〉の輪郭
別役実の戦後認識――『象』から始まる物語群/ 七字英輔
祈りの演劇――別役実とベケット/ 岡室美奈子
The absurd of Exhaustion/ 佐々木敦
アリスの叛乱、氾濫するアリス――別役戯曲の女性像/ 小澤英実
異質な共同体が現れるとき――解釈不能な有意味性/ 三木那由他
個人と社会の関係を問う別役実/ 今村麻子

■面影をたどって
ポーカーフェイスの人/ 橋爪功
憧れの人/ 林次樹
背骨パキパキのベツヤクサン/ 内田洋一

■座談会
ある劇作家のまなざし――別役実が捉えたもの/ 岩松了+岡室美奈子+ケラリーノ・サンドロヴィッチ

■越境と協働
矛盾を軽やかに超越した作家への賛歌/ 吉田喜重
「不条理が潜む条理」のつきあい/ 池辺晋一郎

■未発表原稿
もの言わぬものがたり/ 別役実

■風のポエティーク
淋しいおさかな 淋しいネコ/ 谷山浩子
優しさとさびしさと――別役実の詩と詩学/ 中西恭子

■マンガ
探偵X氏 幻想植物密輸事件/ 小原愼司

■時代から読む
原爆・被爆を描く別役実、あるいは戦後表象空間のなかの別役実――『象』『マクシミリアン博士の微笑』をめぐって/ 成田龍一
方法としてのケロイドと「おにぎり」――別役実と原爆の問題/ 山本昭宏
電信柱と砂漠――別役実と安部公房/ 坂堅太
政治とアリスとユートピア――初期別役実テクストと〈幻想文学〉の共時性について/ 茂木謙之介
別役実と寺山修司の「街」と「飛行」をめぐる二作品/ 梅山いつき

■電信柱のマルチヴァース
そよそよ族とはなにか――劫初の言語の生まれるところ/ 井辻朱美
虚実のあわいで遊ぶ――別役実のつくしものを読む/ 山本貴光
雲丹の味と安楽椅子探偵――別役実の犯罪論・再考/ 春日武彦
じゃなくて、私がゴドーです……あるいは、Oui. Etrange, donc je le suis――.別役実と志村けんの存在論的笑い/ 大岩雄典
ギャグマンガ的ナンセンスの再構築――『天才バカボンのパパなのだ』(一九七八年)における祝福と鎮魂/ 森下達
別役実を、テレビで見た/ 濱田研吾

■資料 別役実略年譜・全戯曲 一九三七→二〇二〇/ 野中広樹
別役実著作一覧/ 野中広樹

 ありゃま!別役実亡くなったんだ。かなりショックである。本(戯曲・童話・エッセイ等々)はたくさん読んだんだけど、実際に舞台を観たことがない。機会有れば観ておきたいと思う。童話「そよそよ族伝説」は三巻で終わってしまった。残念だなあ、続きが読みたかったのに。




      落葉




フォーレ:レクイエム
ミシェル・コルボ指揮
ベルン交響楽団

 中古で充分な情報無しで買ってしまった。コルボは全部で4回この曲を録音('72、'92、'05日本公演、'06)しているんだけど、持っているのは'72年盤だけだった。'92年盤(と思われる)のモーツァルトのレクイエムとのカップリング盤「2CD」はもう注文してある。だから'05年盤か'06年盤が来てくれるとたいへん嬉しいのだけれど、きっと'72年盤だろうなあ。一番多く出回っている盤だからなあ。重複買いになってしまう(泣)。けどまあいいや。オーディオルーム(茶の間)用と自室用にすれば良いのだ!(笑)




      落葉




追記
 昨日届いたアンセルメ=スイス・ロマンド盤も自室のミニステレオ(低音強化機器付)で聴くとかなり良い音でした。やっぱり名演です。
 コルボのフォーレ:レクイエムは'72年盤でした。(笑)














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