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2020年10月19日21:36

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絵日記2020/10/19(月)我が来たる…

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 今日のドローイングのストロークは永田耕衣の句

我が来たる 道の終りに 揚羽蝶

から「みちのおわりに」。

解釈:想えば随分と長く生きてきたなあ。さて、どうやら此処いらでひと休みするか。お、蝶がひらひら飛んで来たぞ。青筋揚羽かな?黒揚羽かな?私の人生も、揚羽蝶みたいに、ひらひら(?)とあっちこっちさ迷いながらだったなあ。(個人の勝手な解釈です)(笑)
 

     バイオリン


 今日届くはずだった本(文庫本・訳あって古本)を2冊紹介します。(ゆうメールなので追跡出来ないのだ)

「新釈」遠野物語
井上ひさし著
新潮文庫
以下ネットより
>内容紹介
奇抜、夢幻、残酷、抱腹、驚異、戦慄、そして、どんでん返し。
パロディではありません。名著を凌ぐ、読み応え抜群の連作集。

東京の或る交響楽団の首席トランペット奏者だったという犬伏太吉老人は、現在、岩手県は遠野山中の岩屋に住まっており、入学したばかりの大学を休学して、遠野近在の国立療養所でアルバイトをしている“ぼく"に、腹の皮がよじれるほど奇天烈な話を語ってきかせた…。
“遠野"に限りない愛着を寄せる鬼才が、柳田国男の名著『遠野物語』の世界に挑戦する、現代の怪異譚9話。

目次
鍋の中
川上の家
雉子娘
冷し馬
狐つきおよね
笛吹峠の話売り
水面の影
鰻と赤飯
狐穴
解説 扇田昭彦

本文より
老人は弁当を使うぼくを眺めながら、他所では河童の面(つら)は蒼いというが遠野や釜石に棲む河童の面はどうしてだか赭(あか)いのだとか、この近辺の猿は暇さえあれば躰に松脂(まつやに)をなすり込みその上から砂を塗りたくっているが、それを繰返している毛は鉄板よりも堅く丈夫になり猟師の射(う)つ鉄砲の玉を難なくはね返すだの、深い山に入るときは必ず餅を持って行くことを忘れるなだのと、さまざまな話をしてくれるのだった。
(「川上の家」)

本書「解説」より
『新釈遠野物語』で作者が強調しようとしたのは、この世界を固定した見方でとらえるのではなく、日々新鮮な驚異と賛嘆のまなざしでみつめる姿勢だったと私には思われてならない。この本で展開する物語の多くは、たしかに常識的で合理主義的な見方からすれば、荒唐無稽で怪しげな超現実の物語ばかりだと思われるかもしれない。だが、私たちの生命が、たんなる個的なものではなく、実は驚くべき事象にあふれた自然や宇宙の大いなる息づかいのうちにあることを感じとるとき、これらの物語はフィクショナルな限界を超えて、切実なリアルなものになる。
――扇田昭彦(演劇評論家)

 柳田国男の遠野物語は学生の時分に読んだ。なんだか暗い話だなあ…東北地方ってちょっとヤな所かも知れない、寒いの苦手だし。等と思っていたら、民俗学に興味を持った学友のA君は筑摩書房の「柳田国男全集」を買い揃えて読破したそうである。スゴいなあ!と無責任に感じていただけである。(笑)


     バイオリン


新東海道五十三次
井上ひさし著
河出文庫
>内容(「BOOK」データベースより)
「『東海道中膝栗毛』のもじりでなにか乙粋なものはできますかしらん」との依頼を受けて、古今東西の資料をひもときながら、奇才・井上ひさしと山藤章二が東海道を駆け抜ける!歴史はもちろん、言語(日本語・英語)に、下の話まで、縦横無尽な思考とイラストが楽しい傑作。

 東海道中膝栗毛は子供の頃にジュブナイル版を読んだはずだが、(弥次さんか喜多さんか忘れたけど)五右衛門風呂に下駄履いて入って風呂ガマを蹴破ってしまい大騒ぎ、という所しか覚えていない(笑)。いったいどんな話になっているんだろう?











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