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2020年10月13日18:26

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絵日記2020/10/13(火)こほろぎの…

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 今日のドローイングのストロークは西東三鬼の句

こほろぎの 溺れて行きし 後知らず

から「おぼれてゆきし」。
 何故か、志賀直哉の『城の崎にて』を思い出した。小さな命(!)の儚さが感じられるからだろうか?


     本4


 さて、「読書好き」が最近では「本を買うのが趣味(未読の本を貯めるのが道楽)」(笑)になっている状態であるが、古本漁りをしていると、古本も古本屋も質が変わって来た感じがする。例の大手古本屋チェーン店の出現からだから30年ほど前から。(皆さんお気付きのように)
 「蔵書」というのも死語になったのか最近は聞かないが、その「本を蓄積する→知識を蓄え知性を育てる」という考え方がそもそも違って来ているようである。


     本4

 
 私は「新刊書で購入できる本は、新刊書店で買う」主義で、特別の理由がない限りそうしている。新刊を買わないと、「売れない本は出版されない」の原則通り、自分好みの本は出版されなくなる。それが怖い。また「紙の本」がいまだに好きである。「絶版」又は「再版の予定なし」で在庫が無い場合は、古本を探すことになる。(今はネットで古本が探せるようになり大変重宝している)


     本4


 そこで気になるのが、古本の「傍線引き」や「書き込み」である。学術書や実用書を読む時は、仕方がないが、昔は鉛筆や赤鉛筆を使ったものである。付箋を貼ったり。最近の古本は各色ボールペンやらマーカーで満艦全飾(?)の呈である。やっと入手した哲学書がそんなだったりすると、落胆も大きい。鉛筆なら消しゴムで消せる、付箋なら剥がせるんだけど、ボールペンやマーカーではね〜(泣)。ネット古書店の泣き所である。昔ながらの古書店では出版年や版数、書き込みの有無など細かい説明が有るんだけど、私がよく利用するブック●■オンラインやネット●■では、「酷い状態の本は売りません」「多少の傍線引き等はご勘弁ください」等々と言い訳して堂々と売っている。
 学術書だけでなく小説等の娯楽本にまで傍線引きがしてあったりする。その本を売る奴の神経も分からないし、買うネット古書店のポリシーの無さに唖然とさせられる。


     本4


 まあ、学術書買う時はそういうネット古書店を利用しない、と決めればいいんだけどね。つい、利用してしまう。若い頃は神田で古本屋巡りしたり、足で探したものです。今は腰痛と体力面がねえ〜(泣)。











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