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2020年09月27日18:42

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絵日記2020/9/27(日)「恋猫の…」

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 今日のドローイングのストロークは永田耕衣[1900〜1997]の
「恋猫の脱糞の瞳の古色かな」
から中七音「だつぷんのめの」。冬1月下旬頃から猫の発情期が始まる。だから季語は「恋猫」で「冬」。すると南半球の猫は7月〜8月「サカリ」が付くのだろうか?しかし今や「去勢」「避妊」手術が当たり前の時代、子供たちや若者はあの「猫の遠吠え」というのか「哭き声」とか、牡猫の激しいケンカとか「ふ〜っ!」という威嚇の声を知らないのだろうか?あれが本当の猫の姿だと思うんであるのだけど…。

     *

 さて、今日届いた本を2冊紹介します。

おむすびの転がる町(コミック) panpanya著 白泉社
以下ネットより
>説明
(白泉社のコミック誌)「楽園」からの6冊目のpanpanya作品集。 表題シリーズはじめ「筑波山観光不案内」全5本計55p、「坩堝」「ツチノコ発見せり」「新しい土地」等、著者ならではの描写が輝く16篇。 日記も併収。 2020年3月刊

 うっかり買い逃すところだった。2〜3年前にSNS(mixiだったような気がする)でマンガについて記事を書いていたら、(Googleの策略により?!) 広告からpanpanyaという(年齢も性別も何にも判らないペンネームの、読み方もパンパニャなのかパンパンヤなのかも判らない)マンガ家を知り、その絵柄(下町か住宅街を細密に描いた背景画)に魅了されて、そのコミックを買い一発でヤられた。慌てて残りの本を買い揃えて読んでファンになった。主人公(語り手)は少女なので女流マンガ家だと思うけど、その感性には驚かされる。電子書籍で(無料で)試し読み出来るので検索してみてください。オススメです。


映像の修辞学 ロラン・バルト著 ちくま学芸文庫
内容(「BOOK」データベースより)
イメージは意味の極限である。映像=イメージをめぐる3つのテクスト(2篇の論文と1篇のインタヴュー)が1冊に。広告写真からいくつもの記号を掬い上げ、イコン的なメッセージと言語的メッセージを丹念に読み取ってみせる「イメージの修辞学」。報道写真やグラビア写真などを取り上げ、フォトジェニックな構図・手法、テクストとの関係を記号学的に論じる「写真のメッセージ」。作品の意味が宙吊りになる魅力についてブニュエルの「皆殺しの天使」を引きながら闊達に語る「映画について」。イメージから記号を読み取る鮮やかな手つき、言葉の持つ官能性を存分に味わえるロラン・バルトの独壇場。

>著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
バルト,ロラン
1915‐80年。記号のシステムとしてのテクスト分析により、それまでの批評言語を刷新し、現代思想に計り知れない影響を与えたフランスの批評家。当初、“社会的神話学”から出発し、“記号学”“テクスト性”“モラリテ”の時代を経て、テクストの快楽の実践へと至った。1980年、名声の絶頂期に交通事故により死去

蓮實/重彦
東京大学大学院博士課程修了。東京大学名誉教授

杉本/紀子
東京大学大学院博士課程修了。和光大学表現学部教授。専攻、フランス文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


 バルトは学生時代に「エッセ・クリティック」(批評的エッセイ)を2冊と「彼自身によるロラン・バルト」を(ハードカバーだから高価だったが何とか買って)読んだだけである。主著の「モードの大系」や話題作の「零度のエクリチュール」は読んでいない…(汗)。今読んでいる「表徴の帝国」を読み終えたら、文庫になった「エクリチュールの零(ゼロ)度」を読む予定である。この「映像の〜」はその次と予定は立てているんだけど、読み続けられるのか自信は無い(笑)。
 メルロ=ポンティやミシェル・フーコー、ジル・ドゥルーズの著作(の文庫本)はかなり買ってある。とにかく不勉強だった「20世紀中葉から後半」の「知」を学んで置かないと死ぬに死ねない(大袈裟ですけど)んである(笑)。











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