マット・スカダー(7)『慈悲深い死』ローレンス・ブロック 田口俊樹訳 二見文庫 昨夜読了。
相変わらず抒情豊かだが、前半展開が遅く(スカダーが何の捜査から手を着けていくか悩む)だらける。後半「事件の手懸り」が繋がって来るとスピーディーになり俄然面白くなるんだけど。今回もそのパターンで、しかもスカダーが読者にヒントを与えずに、どんでん返しの事件解決に持っていくのはルール違反(まあハードボイルド小説ってそーゆーものかも知れないけど)じゃないのか?「本格推理小説」ではないので しょうがないのかな〜(笑)。
またスカダー氏、女に手を着けてしまう(でもこれが伏線になっているけど)。繰り返すが、しかし探偵はもう少しストイックであって欲しいと思うのは私だけなんで在ろうか???(笑)
すぐに(8)『墓場への切符』に取り掛かる。
>内容(「BOOK」データベースより)
無免許の私立探偵スカダーは、旧知の高級娼婦エレインから突然連絡を受けた。かつて彼女の協力を得て刑務所に送りこんだ狂気の犯罪者モットリーが、とうとう出所したという。復讐に燃える彼の目的は、スカダーのみならずスカダーに関わった女たちを全員葬り去ることだった…。ニューヨークに展開される現代ハードボイルドの最高傑作シリーズ最新巻。
ログインしてコメントを確認・投稿する