昨日と今日の絵日記2020/ 3/30(月)3月下旬の真冬日

　｢暑さ寒さも彼岸まで｣というのに、この｢寒の戻り｣なのか｢花冷え｣なのか？真冬日には凍える。身体も心も春の温かさに弛んだところに酷しい。
　ストーブの前で本ばかり読んでいる。マット･スカダー(5)『八百万の死にざま』の2/3を過ぎた。今回のスカダーは｢連続飲酒｣⇒｢意識喪失｣⇒｢街角で昏倒｣⇒｢病院行き｣をやらかし、医師から｢今度飲んだら死ぬ｣と警告される。(1)~(4)が300ページ弱の長篇だったのが500ページ越えの大作である。暗い性格のスカダー(?!)はバーボン(やビールまでも!)の誘惑と闘いながらノンアルコールで娼婦殺しの犯人を追う。時々AA(アル中自主治療会)の集会に参加しながら。依頼人は容疑者でもある彼女のヒモ。手掛りはほとんど無い、と言っていい。 (バーボン抜きの)ブラックコーヒーをやたらと飲みながらの捜査行。
　30年前に読んでいる筈なんだけど具合よく内容を忘れているのでスローな展開も新鮮である。エッチもせずストイックなスカダーに感情移入してしまう。(バーボンかビールを飲みたくなるけど)(笑)
　残り150ページ、最後にはカタルシスが待っている(はず？)。今晩中に読み終えるだろう。そして私はビールを飲みながら読後の余韻に浸るのだ(爆)。