なんと言うことか。"意"に沿わぬことをしている自分に、ふと、気付く。主義主張に反している。
「絶版」や「重版の予定が無い」本(書籍、雑誌に限らず)以外は「新刊」で買う。これ基本。CDも同じ。「廃盤」や「再販予定の無い」場合のみセコハンで買う。
「著作権」や「印税」を出来る限り守る。売れない作家や中小出版社の場合は特に。
例えば写真のロジャー・ゼラズニイの本。翻訳者あとがきに拠れば「27年ぶりの翻訳」だそうだ。しかも著者の遺作である。新刊で買うべきだった。ニューウェーヴとファンタジーの稀有なSF作家ゼラズニイの"再評価"の機会を(本当に小さな種だけれど)0.000〜1%邪魔してしまった。あとがきを読んで、はっ!、とした。
でも仕方無かった。お金が無かった。先月今月は特に通販古本屋で馬鹿みたいにCDと本を買ってしまった。だから金が無い。金が無いからまた古書店でセコハン屋で買い物する。
悪循環である。止めなければ。
新刊書を買わないと、結局「自分の読みたい」本は出版されなくなる。もしかしたらゼラズニイの未訳の本の翻訳出版の機会を潰してしまったんじゃないか?
でも買っちゃったのは"売れっこ"の又吉直樹の本だしベテランのゴンチチのCDだ。今回だけ自分を許そう。仕方無かったのだ。(自分に甘い私であった)(笑)
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