459隙間風、身も心も立て付けが悪い
460豆腐二丁食うて今日の晩飯
461きのうの日記冬の今日書いている
冬至
462何も言わずに冬至の冷たい雨だ
463アンテナを増やして反って雑音を拾うFM
464やりすぎ冷蔵庫牛乳を凍らし難儀する
465一見新品の古本栞紐だけ襤褸(ぼろ)
466逆様に火を付け燃え上がるフィルター
467オイルと燧石(いし)入れて甦る山のジッポゥ
468握り潰したパケに煙草一本残っていた
正月
469元旦起きて屠蘇よりバファリンを飲む
470二日酔い去年の枕カバーで目を覚ます
471なぁんもない正月煙草咥えている
472明け方の寒さで目覚める人も寒の入り
473日没の裸木(はだかぎ)のシルエットが寒々
474帰る当ての無い家施錠して出る
(嘘です。大切な本・CD・プラモを残して帰って来ない訳がない)(笑)
475寒中の凍れる月光を観て居る
476灰皿の上の長い吸い差し一本無駄にした
477初雪また布団に潜り込む
478初雪聴いているのはゴンチチの南国ミュージック
479中華饅頭七個食うてやった
480若き日の葉書捨てられずそれでいい
如月
481刻々と変わる夕焼け色を観ている日々
482五頁と本が読めない煙草が増える
483立春でも寒いもんは寒い
484節分と立春の違いが解らなくなる
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