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2019年06月12日13:34

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3日分の絵の日記2019/6/12(水)「デイン家の呪い」「マルタの鷹」

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 ダシール・ハメット「デイン家の呪い」「マルタの鷹」を読了したので感想を。

 「デイン家の呪い」は主人公であり語り手でもあるコンチネンタル・オプが「血の収穫(赤い収穫)」のオプと同一人物であるはずなのに性格が変わってしまったかのように感じられる。それほど作風が違うのである。これは同一地平線上では比較出来ない。ではあるがオプ(名前の無い探偵)は非情であるが徹底して優しい。レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウに近い。だから私はこちらの方が「血の収穫」より感情移入出来た。いずれにしてもこれも傑作である。

 さて「マルタの鷹」のサム・スペードであるがこちらは語りが三人称である。だからかスペードの表情や仕草の描写がやたらと多い。それが文体のリズムを壊してしまっているように感じられる。厳しく言うと私はサム・スペードに感情移入出来なかった。マーロウ、リュウ・アーチャーと並ぶ私立探偵として魅力が感じられない。一人称で読みたかった(と感じるのは私だけではないだろう)。
以下ネタバレ
 題名でもあり最重要アイテムでもある"マルタの鷹"が竜頭蛇尾である。贋物だった、というのはよくある話だがこれは酷い。二転三転する展開が欲しかった。だから「傑作」ではなくて準傑作、としておく。

 続けて「ガラスの鍵」を読もうとしたのだがまたしても三人称。ちょっと取り付けないので、読みさしで放って置いた柴田錬三郎の眠狂四朗「無頼控続三十話」(第6巻)を読んでいる。これがいやはや面白い(笑)。










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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年06月13日 02:31
    > mixiユーザー 
     だってサム・スペードは表情、身振り、手振りの描写ばっかりで感情・思考がさっぱり分からないんだもん。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年06月13日 13:31
    > mixiユーザー 
     元祖というなら(発表年も先だし)コンチネンタル・オプでしょう。一人称だし。

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