今日はリンツへ行くのだが乗車する列車は11:12発。少し時間があるので以前から気になっていたザルツァッハ川の北に位置し、城壁で囲まれたカプチナーベルクへ行くことにした。ここはザルツブルクで一番標高の高い場所で、最高点は636mある。ホテル前のリンツァーガッセをザルツァッハ川方面に歩き、あと100mばかりでシュターツ橋と言うあたりに建物の中に入るような形で上に登る道路がある。かなり急なので道路わきが階段となっている。これがカプチナーベルクという道路だ。ここをほぼ登りきるとカプチナークロイスターという修道院がある。この先右側に壁が続き、やがてモーツァルトの記念像の近くを通る。この辺から道は分岐し、左に行くとフランチスキシュレッセルFranziskischlösslという小さな城館があるようだ。しかし私は右側のザルツァッハ川側の道を取った。時間があればぐるっとそちらに回って帰ろうと思っていたのだ。あいにくあまり良い天気ではなかったが、ところどころ道から外れホーエンザルツブルク城が見える場所に行ってみた。この城を遠望するにはこのルートが最高だ。道を進むとしかし残念ながら眺望のよさそうな場所には邸宅が立っている。かなり歩いたところでやっと防壁にぶつかった。そこから左に壁に沿って道が続いていたが、そちらへ行くと列車に間に合いそうもないので、もと来た道をホテルへと戻った。
ザルツブルクからリンツまではレイルジェットで1時間余り。レイルジェットなのに運賃は€9.00。ただし座席予約が出来なかったので心配したが、RJ643はザルツブルク始発。座席指定の必要は全くなかった。12:28にリンツ中央駅着。この駅はLINZ/DONAU Hbfとも表記されるので紛らわしい。Linz/Donau Urfahl Bhfと言う駅もあるのだ。
この日の宿は中央駅近くのホテル・ロコモーティブというおかしな名前のホテルにした。駅から5分ほどでホテル・イビス・リンツの裏手にあった。チェック・インするとすぐさま劇場確認に出かけた。と言うのは「Landestheater Linz」をグーグル（マップ）で調べると日本語で「フォルクスガーデン歌劇場」と言うのが出てくるのだ。だがどうもオペラはどうも「Musiktheater」と言うところで上演されるようだ。「フォルクスガーデン歌劇場」はドナウ川近く、「ムジークテアター」は中央駅近く。間違えたら一大事だ。そこでまずヴァルデック通りを北へ進む。1�勸未呂△辰燭蹐Δ�。そこに着いてみるとザルツブルクによくあるような建物で、中もさっぱりしている。訪ねてみるとやはりオペラは駅近くの「ムジークテアター」のようである。せっかくここまで来たのでその北側のシュロッス・パークを通りドナウ川を遠望、やはり大きな川だ。川に沿って東に向い、ニーベルンゲンブリッケと言う橋のところを右折してハウプトプラッツを南へ。道の名前は次々変わるが、このトラムの通る町一番の繁華街を南へ南へと進む。やがてランドシュトラーセとなり、やがて右に緑地が見えてくる。ここがフォルクスガルテンVolksgartenでこの南端に「ムジークテアーター」はあった。実に堂々とした近代的な建物だ。ここで今日のオペラ、マイアベアーの「預言者」が上演される。
この南北に通じる道になかなか気に入ったレストランが無かったので昼食を食べ損なってしまった。しょうがないので中央駅に戻り、夏に入った「ピープル・カフェー」と言う店に入りソーセージ€4.20とラードラー0.25l€3.60を注文した。食後ホテルに戻る。
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