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2019年12月07日11:35

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2019年11月 18日(月) ザルツブルクへ

4日間泊まったシェラトン・エッセン・ホテルはエッセン中央駅から歩いて約10分、地下鉄(路面電車が地下を走っているもの。その為頭に「U」が付かない「107」)で一駅目のフィルハーモニーから徒歩2分と便利で、モダンなホテルだ。クラブ・ラウンジもあり、夕方の簡単な食事と朝食がクラブ・レベルの部屋に泊った客およびプラチナム・レベル以上の客には無料で提供される。今回は4泊もするので事前にラウンジの朝食を見に行った。1日なら十分だが4日もこの朝食ではちょっと寂しいと思い、アメニティーをポイントから朝食に変えてもらった。これでレストランの朝食ブッフェが無料で食べられる。こちらの朝食には満足。そして安い時は1泊€60.00位の日もある。ここに泊まるのは今回で2回目。ルール地方のお気に入りホテルになった。
さて次の注目作品は20日にオーストリアのリンツで上演されるマイアベアーの「預言者Le Prophète」だ。2日ほどあるのでこの日はザルツブルクまで移動し、翌日その地のランデステアターで上演されるウェーバーの「オベロン」を見ることにした。
朝のんびりと食事をとりホテルをチェック・アウトしたため、一駅だがフィルハーモニーから地下鉄に乗るはめになってしまった。その際前回買って使わなかった€2.90のチケットを利用。当初駅まで歩いてその途中にある(と思っていた)エッセンのオペラハウス、アアルト・テアターAalto Theaterの場所の確認が今回もできなかった。ただし場所を間違えて把握していたので、結果論としてはかえって良かった。
ザルツブルクまではかなりの距離だし、€23.90(BahnCard25を使い座席予約€4.50込み)と言うバカ安料金の列車を選択したためミュンヒェンでの乗り換え時間がわずか11分。ドイツ鉄道のずさんさからおそらく予定通りの列車に乗り換えることは出来ないだろうとはなから思っていた。エッセン中央駅10:41発のICE625に乗車。案の定出発時点で10分近く遅れていたのだが、何とミュンヒェン中央駅には何と定刻の16:06に着いた。その為予定していた16:17発のEC219(ザルツブルクを経由してウィーンを通過せずにグラーツ中央駅まで行く)に間に合った。この列車は定刻に出発し、ザルツブルク中央駅には定刻の17:59を少し遅れ到着。
ザルツブルクについては多少土地勘もあると思って歩き始める。今日の宿アルトシュタット・ホテルはフランツ=ヨーゼフ・シュトラーセの一番奥なので、ガーベルスベルガー通りを道なりに左の方へ行き昨年泊ったホリデーインを通り越したあたりかなと思っていたが、念のため曲がり角で地図を広げた。すると近くを歩いていたおばさんが近づいてきて、親切にも方向を教えてくださった。さすが観光都市。実に素晴らしい。日本もこうあるべきだと肝に銘ずる。私の感覚は全く誤っていて、その曲がり角を右に曲がらなければならなかったのだ。そして3本目の道がフランツ=ヨーゼフ・シュトラーセだったのだ。確かにその通りに面して記憶にあったホテル・モーツァルトがあった。そこからは近い。その道の終端の左に曲がる角がアルトシュタット・ホテルだった。1階のリセプションがちょっとバー風で小さいホテルかと思ったらかなり部屋数がある。
翌日、朝食堂に入って驚いた。広いのである。そして食事に来ていた宿泊客もかなりの数だ。
午後2時ころになってようやくホテルから出た。カプッチンの丘に沿った繁華なリンツァーガッセをザルツァッハ川河畔まで行き、シュターツ橋を渡らずに川沿いのギーゼラーカイを東に歩く。やがて車道と歩道だけの道になり気持ちよく歩く。カロリーネン橋を渡ってそのまま直進し、ノンベルクシュティーゲという細い上り坂を登る。どこへ行こうとしているのかと言うと市街地からホーエンザルツブルク城方面を見るとその左少し下方にお城のようなものが見える。それがノンベルク修道院Stift Nonnbergだ。そこへ行こうと言うわけだ。登り切ったところから道の名がノンベルクガッセとなる。ここからは南西の方角に美しい山々が遠望できる。この小道をさらに進むと、何とホーエンザルツブルク城へのケーブルカーらしきものがあった。これは現在使われているのかよくわからないが貨物用のようだ。観光客用のケーブルカーについては知っていたが、こんなところにこんなものがあるとは思ってもみなかった。ノンベルク修道院に戻って教会(修道院は非公開)の中をちらっと見たが、この修道院に「サウンド・オブ・ミュージック」のマリアが過ごした場所だとは後で知ったことだ。ここからの帰りにはフェストゥングスガッセと言う修道院の北面に沿って作られている道を取った。ここから対岸を眺めるとカプツィーナベルクの壁(城壁と言ったらよいのか。1629-1632に建造)が良く見える。途中にY字路があり(どちらもフェストゥングスガッセ)、左に行くとホーエンザルツブルク城、右側に行くとケーブルカーFestungsbahnの乗り場方面。右の道を取って下ると左側にシュティーグルケラーStieglkellerの素敵な建物。さらに下ると左側にケーブルカー乗り場。降りきったところの左側に聖ペーター教会Stift St/ Peter入り口。どうも裏口のようでシュティフトベッケライというもともとこの教会のパン製造所だった現在レストランの横の小道を通り抜けると美しい墓地。そして崖にへばりついているような「カタコンベ」。ここは入場料€2.00。通常のカタコンベとは異なり、建物の中の階段を上方に上がって行く。崖に彫られたおそらく過去に遺体の収容されていたくぼみが残っているだけであった。そして本堂の中に入る。ここは素晴らしい。特に天井の白地に薄緑で描かれた文様はおそらくかなり珍しいものだ。次いでドームを観た。確かに規模は大きいが聖ペーター教会に比べるとつまらない。
5時半となったので先ほどのシュティーグルケラーに戻り早めの夕食。中はビア・ホールだが雰囲気は良く、料理と自慢のビールには満足。そして値段もリーゾナブル。食後はホテルに戻る。
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