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2019年08月20日15:04

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2019年 7月25日(木) グラインドボーン音楽祭 「サンドリオン」

ホテルを9時少し過ぎにチェック・アウト。ヒースロー・ターミナル1,2&3からピカデリー・ラインでサウス・ケンジントンへ行き、ここでサークル・ラインに乗り換えヴィクトーリアへ。11:16発の列車で12:22ホーヴ着。12:26発の列車に乗り換え12:31ブライトン着。£5と言う激安運賃を選んだため、乗り換えが生じたのだろうか。
ここの定宿としているヒルトン・ブライトン・メトロポールにチェック・イン。ところが何ともひどい部屋に通された。平米数ではあっているのかもしれないがドアから3m位であろうか通路があってその先の4.5畳か6畳程度のベッド・ルーム・スペースしかないのだ。バス・タブは別途あるが冷房もない。おまけにまともな窓もない。もう何年もこのホテルに泊まっているが、こんなひどい部屋に通されたのは初めてだ。リセプションに行き文句を言うと部屋を変えてくれることになった。しかしルイスへの列車の時間があるのでその部屋でシャワーを浴び、タキシード(この音楽祭のために紺の背広の他タキシード一式を持ってきたのだ。)に着替える。荷物はホテルで移動しておくのでちっとパッキングしておいてくれと言われ、その通りにしてホテルを出る。予定の14:21発には乗れなかったが何とか14:31発に乗れた。ルイスには14:47着。ヴィクトーリアからの列車(13:46発14:53着)はまだ着いておらず、1台目のシャトル・バスの早めの乗客であった。
この「サンドリオン」は昨年10月25日にグラインドボーン・ツアーで観て大変気に入った公演だったのでもう一度観ようとやって来たのだ。ところが今回の公演は前回とかなり異なっていた。オリジナル・プロダクションで昨年のツアーを監督したのはフィオーナ・ショウ、そしてそれをこの音楽祭のために修正し監督したのがフィオーナ・ダンだった。セット・デザインはジョン・バウザー、衣装 ニッキー・ギリブラント、動きの監督 マイク・アシュクラフト、照明 アンナ・ワトソンとその他のクリエティヴ・チーム少し変わった。指揮 ジョン・ウィルソン。配役はパンドルフ リオネル・ローテLionel Lhote、アルティエール夫人 アグネス・ツヴィールコAgnes Zwierko、ノエミ エデュアルダ・メロ、ドロテ ジュリー・パストゥラウドJulie Pasturaud、サンドリオン ダニエル・ドゥ・ニース、名付け親の妖精 ニーナ・ミナシャン、シャルマン王子 ケート・リンゼー、儀典長 ロマナス・クドゥリアソヴァス、大学長 アンソニー・オズボーン、総理大臣 マイケル・ワレス、王 アダム・マースデン、ほか。ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラ、グラインドボーン・コーラス。ツアーから変わったのは指揮者、ドロテ、サンドリオン、名付け親の妖精など。
ツアー公演では演出、舞台装置が素晴らしかったのだが、今回の公演ではそのどちらもが非常に悪くなった。おまけに大いに期待していたダニエル・ドゥ・ニースのサンドリオンだが、私にはツアーで歌ったAlix Le Sauxの方が良かったと思う。シャルマン王子を歌ったケート・リンゼーはさすが。名付け親の妖精のニーナ・ミナシャンはツアーのカロライン・ヴェターグリーンと同様実に素敵な透明な声で聴衆を沸かせた。パンドルフのリオネル・ローテは前回より迫力があったように思われる。
オーケストラ、ソリストたち、コーラスはともにかなりのレヴェルの演奏をしただけに、演出が大変つまらないものになってしまったのは残念だ。尤も大部分の観客はツアー公演を知らないので大きな拍手をしていた。しかし私は大いに不満だ。グラインドボーンの関係者は今回のプロダクションの方がツアーより良いと思っているのだろうか?
終演後、ルイスで食事のできるところを探したが、駅周辺には食事のできるところはなかった。ホテルに戻り新たな部屋の鍵をもらいその部屋に行ってみると、全く同じタイプの部屋で、しかも扇風機も無ければ荷物も移動されていなかった。扇風機を入れてくれとの要求も拒否され、また荷物も自分で移動しろと言われたのには怒り心頭。面倒なので元の部屋に戻ることにした。このヒルトンのあまりのひどさには開いた口が塞がらない。今後グラインドボーンにくる際の宿泊場所は再考せざるを得ない。
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