デヴィッド・ボウイの訃報が知らされたとき、世界中に衝撃を与えたのは、その遺作『ブラックスター』があまりに衝撃的な内容だったからに他ならない。 通常であれば遺作というのは、みずからの肉体的・精神的衰えを包み隠すかのような、空元気な作品が多い
「今と、あのとき」と題されたカーペンターズの73年作は、まさに現代的なポップスと過去のオールディーズのカバーとが織り交ざった、初のセルフ・プロデュース作品。 当初はセサミストリートの挿入歌として発表された“シング”で幕を開ける本作。楽し気な
先日、ローリング・ストーンズの『ダーティ・ワーク』という作品をレビューしましたが、今回はクイーンの84年作『ザ・ワークス』をレビューします。(古いロックばかりですまん) 「綺麗な仕事」でもなく、「汚い仕事」でもなく、シンプルに「仕事」。前作