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日記一覧

Lady Soul/Aretha Franklin
2011年07月31日06:44

 恰幅の良い黒人女性を見たとき、なんとなくそれだけで「ソウルフルなゴスペル・ナンバーを歌い上げそうな気がする」というステレオタイプなイメージを全人類に植え付けたおそらくはじめの人物であり、そして未だにその道では最高峰であり続けている。 僕は

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 ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上もっとも過小評価されているギタリスト」にて、第3位に選ばれたニール・ヤング。 これはミュージシャンにとって栄誉なことなのか、不名誉なことなのか…。よくわからないけれど、このランキングはプリンスを一位に選ん

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Eight Melodies
2011年07月27日23:16

 今回のテーマは、「生まれてはじめて感動した楽曲」。ということは、必然的に『MOTHER』の収録曲ということになってしまいます。 ゲームのなかでもっとも重要な楽曲であり、作品のテーマの根幹に深く関わっている“Eight Melodies”。この曲の重要さ

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Mother/original sound track
2011年07月25日23:12

 当アルバム・レビューのコーナーは、原則的にリアルタイムで聴いているディスクのみ挙げることにしてますが、今回は特別に思い入れの深い作品なので例外にします。 テーマは、「生まれてはじめて感動した音楽」! 遡ること20年前…。僕はとある音楽作品に

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The Luck of the Irish
2011年07月23日00:23

 1000年間の拷問と飢えの歴史を経て/我が民はこの土地を追われた 美と神秘に満ちた国は/イギリスの略奪者どもに強奪された 虐げられたアイルランド人の無念を代弁するかの如く、直接的な怒りがぶちまけられている。前回のU2「血の日曜日」に続き、アイ

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Sunday Bloody Sunday
2011年07月20日20:48

 僕がはじめてU2の音楽に興味を持った記念すべき楽曲、 “ブラディ・サンデー”。 当時、このトライバルなリズム・パターンが単純におもしろいな、と思った記憶がある。ただ、このころのボノの歌唱は高音のシャウトに頼り過ぎている印象で、今と比べると全

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  「信じられないほど素晴らしい。」 かのジョージ・マーティンが、ジョージ・ハリスン初のソロ作品『オール・シングス・マスト・パス』に寄せたコメントだが、「あのジョージにしては信じられない」という意図も少なからずあったのだろう。 事実、二人の

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Losing My Religion
2011年07月18日15:39

 世の中には様々なタイプの人生賛歌――いわゆる「応援歌」が溢れている。その多くが、単純に「前向きになろう」と聴き手に促すことを主題としている。だがときとして、そのような害のない応援歌が、キレイごとに感じたり、暑苦しく感じたり、作り手の無神経

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Ram/Paul & Linda McCartney
2011年07月15日23:38

 ビートルズ解散以降、それぞれ独自の道を歩み始めていたメンバーのなかで、唯一ポール・マッカートニーだけはみずからの進路を決められずにいた。そして、満身創痍の末に彼が選んだのは、ビートルズの音楽性の延長線上にある作品を作ることだった。 ビーチ

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Christmas Steps
2011年07月11日01:23

 モグワイの音楽には、一切の不純物が含まれていない。お遊びのエンターテインメント性、過剰なサービス精神、コマーシャリズム…。そういった諸々のポピュラリズムを排除した後に残された、荒涼とした原風景。彼らはそれをより原始的な形で抽出すべく、感情

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She's Lost Control
2011年07月08日22:55

 イアン・カーティスという男が、80年代初期のイギリスにおける内気な若者の絶対的なカリスマ(モリッシーに次いで)として君臨していたことは疑いようのない事実。しかし、かといってイアン・カーティスになりたいかと問われたら、大部分の人が「No」と答

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 「たかがロックンロール。でもオイラはそいつが好きなんでい。」 2011年の現代となってはおくびに出すのも恥ずかしい、(もちろん意訳ですが)こんなセリフを曲のタイトルにできてしまうのは70年代のローリング・ストーンズだけ。本作『イッツ・オンリー・

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Congratulations/MGMT
2011年07月02日07:29

 大学のサークル活動ノリで音楽をはじめたMGMTにとって、卒業後もミュージシャンを継続していくこと自体が一種のハプニングだったという。まさに「イマドキ」な若者をエンジョイしている彼ら。だからこそ、予想だにしない成功と、それに伴う批判とプレッシャ

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