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日記一覧

It Ain't Hard to Tell
2011年05月31日00:27

 Gファンクを紹介したら、次はイースト・コースト・サウンドも採り上げないわけにはいかない。要するに、90年代初頭におけるアメリカ西海岸の主流派ヒップホップに対する、東海岸からの回答、という文脈です。 ともあれ、割と影響源を辿りやすかった西海岸

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Nuthin' But a "G" Thang
2011年05月30日04:17

 Pファンクの次は、Gファンクを紹介したいと思います。 ファンク・ミュージック――。70年代初頭、白人向けにソフィスティケートされることでかつてのドス黒さを失いつつあったソウル・ミュージック(いわゆるニュー・ソウル)に満足できなくなったコアな

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One Nation Under a Groove
2011年05月29日11:41

 ライブにおける醍醐味のひとつは、インプロヴィゼーションにあると言っていい。前回のジミヘンなんかはまさにうってつけのアクトだと思うけど、Pファンクの即興演奏もまた違った意味でたまらないものがある。また、同じPファンクでもパーラメントの綿密に

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The Fall/Gorillaz
2011年05月24日21:50

 昨年、敢行されたゴリラズの全米ツアーの合間を縫って制作されたアルバム。 CDジャケットには、ホテルの一室にたたずむ2Dが描き出されている。スリーヴを見ると、ご丁寧にも収録された楽曲毎にそれを録音した日付と場所までが明記されている。 デーモ

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Angles/The Strokes
2011年05月23日23:47

 今年もっとも待たれた話題作のひとつに違いないストロークス待望の新作『アングルズ』は、良い意味でも悪い意味でも、大衆の期待を大きく裏切る賛否両論作だった。 簡単に内容を説明するのなら、ジュリアン・カサブランカスらしい80年代エレ・ポップ趣味

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Red House
2011年05月22日10:44

 次の「ルーツを感じさせる音楽」は、ジミ・ヘンドリックスさんです。 ジミのルーツと言ったら、なにを差し置いてもブルースを挙げないわけにはいかない。彼の功績をふたつ採り上げるのなら、第一に、マディ・ウォーターズ譲りのゴツゴツしたシカゴ・ブルー

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LCD Soundsystem/LCD Soundsystem
2011年05月21日10:19

 「もっと現代ロック/ポップを聴かなければ」。 第二弾は、LCDサウンドシステム。 90年代におけるダンス勢の隆盛と比べると、なんとなく小粒な印象が残ってしまうゼロ年代。そのなかで一人気を吐いていたのが、<DFA>を主宰するジェームス・マーフ

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Pay No Mind (Snoozer)
2011年05月10日00:16

 「ルーツを感じさせる音楽」として、次はベックを紹介します。 一般的にベックと言うと、あらゆるジャンルの音楽をミックスしてしまうミュータント的な存在として知られていて、むしろルーツとは程遠いミュージシャンのように思われている。 著名なストリ

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No Music No Life!
2011年05月08日12:01

※アルファベット順(邦楽は50音順)※“The”から始まるものは、“The”を除いた位置に掲載A 〜 CD 〜 GH 〜 NO 〜 U< <a href="http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=2230131&i

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Roots, Rock, Reggae
2011年05月08日11:41

 「ルーツを感じさせる音楽」というテーマで、次はボブ・マーリーの曲をお届けします。 もはやボブ・マーリーというアイコン自体がルーツを象徴しているような気がする。彼のことは「音楽家」と呼ぶことさえはばかれる。どちらかと言うと、「伝承者」とか「

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Factory Girl
2011年05月05日10:58

 ルーツを感じさせる音楽が非常に少なくなっているように感じる。 たとえば、自分が属する民族/宗教だったり、生まれ育った故郷の文化/風習だったり、幼いころに習った民謡だったり、そういう土着的な匂いを残した音楽というのが、現代はあまりに少なくな

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 ア・トライブ・コールド・クエストの2作目『ザ・ロウ・エンド・セオリー』に、僕は「古着屋にて出会ったキュートなポロシャツ」という表現をさせてもらったが、その例えで言うなら本作『ミッドナイト・マローダーズ』は、「伊勢丹にて陳列されたダメージ・

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