80年代、MTVの隆盛に端を発するプロモーション・ビデオの一大革命。その恩恵に与ったアーティストと言えば、自身もムーヴメント作りに関与した80年代型ポップ・スター(マイケル・ジャクソン、マドンナ等)であり、そこから各国に派生したダンス・パフォ
障害者がやっていることならなんでも無条件に応援すべき、みたいな風潮がある。 でも、いきすぎた同情心は差別意識を助長してしまうときがあると思う。言うまでもなく、音楽をはじめとする芸術表現は健常者にも障害者にも平等に与えられた権利。だからこそ
フランク・ザッパの一連の珍作を除けば、おそらくトップクラスのひどい邦題に入るであろう、セルジュ・ゲンスブールの73年作『ゲンスブール版女性飼育論』(笑)。 たぶん、歌詞の卑猥さから連想した邦題なんだろうけど、内容の方はむしろ渋めに仕上げたメ
キャッチーなベース・リフを作らせたら、デーモン・アルバーンの右に出る者はまずいないと思う。 レゲエやスカからの影響を感じさせる非西欧的なリズム解釈。それでいて、どこか親しみやすく癖になるキャッチーなリフレイン。その類まれなるセンスは、大ヒ
夜が明けるまで安ワインを飲んでいる。二日酔いの頭をひきずりながら、マックのモーニング・セットを注文する。バービー人形みたいに表情のない女店員が愛想笑いを浮かべる。粉っぽいコーヒーを胃に流し込みながら、昨夜に起こった馬鹿げた喧騒を思い出す。
ボルティモアに女房と子供たちがいたんだあるとき車で出かけて、そのまま戻らなかった行き先もわからず流れていく川みたいにまちがった方向に折れて、それでも流されたんだ 放蕩オヤジのつぶやきが、希望の歌に変わる。ブルース・スプリングスティーン“ハン
漫画『HUNTER×HUNTER』を読んでいて、「メレオロン」の字面が「レミオロメン」に似ているせいで、あるいは「ゲンスルー」の字面が「ゲンスブール」に似ているせいで、なかなかキャラクターの名前を覚えられずにいるという人は、きっと僕だけじゃないはず。
僕にとってエルヴィス・コステロのイメージは、ジョン・レノンやボブ・ディランに匹敵する皮肉屋ロッカーで、そのくせやたらと良い声でバラッドを歌いこなす英国を代表するシンガーで、さらにはアメリカン・ルーツをこよなく愛する職人気質の音楽家だったり
グラムロックという今や曖昧に定義された音楽について、そのサウンドの特徴を端的に言い表すのは結構難しい。日本の「ビジュアル系」ほど侮蔑的な意味は込められないにせよ、そこに大別されるアーティストの大半が「きらびやかな衣装を身にまとった中性的な
彼らの熱心なリスナーじゃないとあるいは意外に思うかもしれないけど、クイーンのバンド構造をビートルズになぞらえて語ることは別に珍しいことでもなんでもない。 たとえば、マーキュリー&メイがレノン&マッカートニーだったとするなら、ジョージ・ハリ
『サイン・オブ・ザ・タイムズ』の後にリリースされる予定だったのに諸事情によってお蔵入りし、ブートレグとして大量に流失した問題作。CDには一切の情報が記載されず、ジャケットの裏表からスリーヴに至るまですべてが真っ黒な、通称『ブラック・アルバ
ビースティ・ボーイズ最大の転機となったのは、ただのヒップホップ好きなハードコア・パンク・バンドだった彼らに、「ポップ・ソングのようにラップを作ること」を提案したリック・ルービンとの出会いだったに違いない。ルービンがいなければ、彼らはいまだ
7年ぶりにプロフィール写真を変えてみましたちょっと角度を変えて撮ってphotoshopでライティングつけて前回と同じくグレースケールでクールな感じでキメてみましたこんなに垢抜けるとはいや〜パソコンというの
二人の間には隠し事は一切ないと、そう心から信じていたはずの最愛の人の、とても信じたくない最悪な情報を、よりによって赤の他人の口から仕入れてしまうとき。 「風のうわさ」が不吉な予感を連れてくる。ひょっとして自分は捨てられるのではないかと疑心