一連のドラッグ・ミュージックの締め括りとしまして、「ドラッグから立ち直るための音楽」をお送りします。最後はキレイに終わらないと。 メンバー間の入れ替えの激しいバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。 僕がなによりレッチリらしいと感じるの
寝る前に聴ける音楽を探そうと、膨大な数のCDが収納されたラックを漁る。 自分、クラシック音楽は苦手だし、映画のサントラみたいなのもあんまり持ってない。結局、行き着いた先はゲームのサントラだった。 ファイナル・ファンタジー(以下、FF)とい
80年代後期に勃興したレイヴ・カルチャーもまた、ドラッグとは切っても切り離せない関係にある。 イビザ島で日夜繰り広げられたレイヴ・パーティーは、ドラッグ体験(LSDの代わりにエクスタシー)と、最先端のクラブ・ミュージックとが密接に結びついた
以前、桜井和寿がどこかのインタビューで、自身のミュージシャンという職業を別のものに例えるなら「サービス業」だと答えていたのが印象的だった。 最近ではむしろ小林武史の方がプレイヤーとしての自我が強く、桜井がプロデューサー的な役割でそれを制す
ドラッグに溺れたミュージシャンと言って、誰もが思い出さずにいられないのがスライ&ザ・ファミリー・ストーンじゃないでしょうか。 バンドの長男格スライ・ストーンが、スタジオに籠もって独りで作り上げた『暴動』。 いわゆるサイケとは、幻覚状態を音
あなたは「シド」という名前で、なにを連想しますか? 某パンク・バンドのベーシスト? 某日本のビジュアル系バンド? 某国民的RPGに登場する飛空艇技師?(笑) それぞれに異なるシド、思い思いのシド像があるかと思います。 それでいいのです。そ
MGMTの音楽をはじめて耳にしたのは、CDでもYou Tubeでもなく、実はサマーソニック08でのライブがはじめてになります。 とは言っても、僕たちはお目当てのスーパー・ファーリー・アニマルズまでの暇つぶしのつもりで、そのへんをウロチョロしながら
デヴィッド・ボウイの音楽には、躁鬱病患者の所作を思わせるところがある。 この発言が差別にあたるのであれば陳謝する。だけど、アップダウンを繰り返しながら病的なまでに変化していくボウイのキャリアを眺めていると、ふとそのような不謹慎な感想を漏ら
音楽の教科書にも載っているビートルズ先生ですが、その由緒正しいイメージとは裏腹に、ドラッグでイッちゃってるような曲も多く発表している。 “ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ”もそのひとつ。 タイトルの頭文字を繋げると「LSD
プリンスが86年に監督した映画『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』。 僕はこれ全然知らなかったんですけど、大失敗作だったそうですね。興行的に振るわなかったのはもちろんのこと、評価の面でも最低作品賞、最低監督賞、最低主演男優賞、最低助演男優賞、
いつのまにか「暗い音楽特集」になってきた感があるので、ここらでひとつ話題を変えたいと思います。 とは言え、次はモグワイの曲なので十分に暗いですが(笑)。 テーマは「暗闇から抜け出すための音楽」。 なにかと陰気なイメージをもたれがちなモグワ
ヒップホップの世界では、名盤のことを「クラシック」と呼ぶことがある。 名盤が次々と誕生した90年代。だが、他のジャンルに比べて歴史の浅いヒップホップは、その評価が固まるにも十分な時間を待たねばならなかった。 たとえばバッハが遺した古典のよう