誰にだって触れられたくない過去があり、そっと引き出しの奥にしまっておきたいような忌まわしい自分を隠し持っている。多かれ少なかれ、きっと誰もがそうだろう。 だけども、この厳しい社会でたくましく生きていくために、そんな自分をまるでなかったこと
オアシスの音楽をアルバム単位でしっかり聴くのなんて、3作目の『ビィ・ヒア・ナウ』以来なんで、それこそ十数年ぶり(!)になるかもしれない。 ブリットポップ当時、圧倒的にブラー派だった自分は彼らの音楽にそこまでのめり込めず、ロックなのにリズム
ロックンロール・イズ・バック!! 思わずそんなことを叫ばずにはいられない。当時、八面六臂の活躍ぶりを見せていたアウトキャストのアンドレ3000が放った“ヘイ・ヤ!”。南部のどこか垢抜けないヒップホップ・ユニットの片割れに過ぎないと思われて
今やすっかりお茶の間のツールと化したYouTube。だが、You Tubeが爆発的に普及しはじめた黎明期、その広がり方がアジアと欧米では顕著な差が表れたという。 アジア諸国の人々の多くが、過去に放映されたテレビドラマやPV映像など既存のメディアをアップ
『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』というテレビドラマをご存じだろうか。 当時、売れっ子だった野島伸司が脚本を手掛けた94年のドラマで、いじめを受けた主人公の少年(堂本剛)が物語の中盤で自殺してしまい、後半は主人公の父親の復讐劇になるとい
80年代末、ダンス・ミュージックの一大潮流となりつつあったアシッド・ハウスをギター・バンドの立場でいち早く取り入れたことで、キャリアの転機作となったニュー・オーダーの『テクニーク』。 89年といったら、彼らの後輩バンドにあたるストーン・ローゼ
「もっと現代ロック/ポップを聴かなければ」。 第4弾は、M.I.A.。 まず触れなければならないのは、父親が反政府ゲリラの指導者で、自身はイギリスに亡命した元・スリランカ移民という、話題に事欠かない彼女のバックグラウンドだろう。ただ、その謎めい
ジョニ・ミッチェルに引き続き、自分の中でひっそりと、だが確かに女性シンガー・ソングライター・ブームが到来しております。今回は70年代初頭、同ブームの火付け役となったキャロル・キング。 ジョニとの比較で言うと、キャロルの方がよりキャッチーとい