モダン・サイケデリアの総本山とでも呼ぶべし前作『ローナイズム』から一転、急激にエレクトロニクスを増加させたテーム・インパラの『カレンツ』。 硬質そうな鉄球の塊が、ドロドロの液体金属を掻き回している…。そんな摩訶不思議な印象を与える今作のア
ローリング・ストーンズがそうであるように、同じような意味合いにおいて、レッド・ホット・チリ・ペッパーズもまた長きの活動に渉って「自身の演奏様式を確立したバンド」である。(『刺青の男』参照) 言わば、音楽のジャンルだとか、楽器の音色だとか音
(鑑賞した順番、数字は制作国の公開年)・キングスマン(2014)・ナイトクローラー(2014)・自転車泥棒(1948)・三十四丁目の奇蹟(1947)・アレクサンドリア(2009)・ダンシング・ヒーロー(1992)・ブリッジ・オブ・スパイ(2015)・ブルックリン横丁(
(順不同、オリジナルアルバムのみ選定、数字は発表された年)Arrival(1976)/ABBA個人的に数年毎に巻き起こる、謎のアバ・ブーム。ディスコというリズムを会得したことで、世界のポップ・マーケットに無事に到着(arrival)した記念碑的ヒット作。Good kid,
前作『Heart Station』は、宇多田ヒカル自身がプログラミングした電子音から織り成す、手作り感満載のエレクトロ・ポップ集といった趣だった。そして長い沈黙を経て発表された新作『Fantôme』は、ピアノやストリングスなどの生演奏を主体とした極めて