クイーンみたいなバンドのアルバムを紹介するときにひたすら困ってしまうのは、あまりにそれがオリジナリティーの強い音楽のためか、あるいは多種多様なサウンドが渾然一体となったまま展開される音楽性のためか、アルバム単位で碓たるトピックスを挙げられ
60〜70年代のロック音楽には、その時代の匂いや空気感みたいなものを丸ごとパッケージしてしまったようなエポック・メイキングな作品が数多く登場したように思う。代表的なところを挙げると、ビートルズの『サージェント・ペパーズ〜』、あるいはドアーズの
ミスチルの2007年作『HOME』について、僕は「クオリティーの高いB面曲集」と評させてもらったことがあったが、今回の最新作『[(an imitation) blood orange]』は、「クオリティの低いベスト盤」と言うことができるかもしれない(笑)。 理由は後述するとし
クリスマス・シーズンになったら普段聴かないようなクリスマス・ソングを聴いて、そのときだけ無理やり気分を盛り上げるみたいな。そんな恥ずかしいことは絶対にやめようと常々思ってたんですが、去年それやっちゃいました(笑)。それどころか思いのほか気
2011年は70本の映画を観ましたが、2012年も70本ピッタリの映画を観てることがわかりました。ちなみに2008年も70本。なんで毎回キリの良い数字になるのか。(順不同、数字は制作国の公開年)・ビューティフル BIUTIFUL(2010)・ドラゴン・タトゥーの女(2011)
2012年。日本経済は底を尽き、政治の世界の機能不全はもはや常態と化している。そんな状況に影響されているのか、最近の若者はポジティヴに振舞おうとすること自体がカッコ悪いんだという、おかしな価値観が浸透しつつあるらしい。要するに、周りの状況が読