クイーンの“ミラクル”を聴いていると、なぜだか泣けてしまう自分がいる。 アウトロでたまらなく優しいギター・サウンドが加わって、「人類は皆友達になれる。いつしかそんな日が来るだろう」というラインが乗るのも、あるいは涙の理由にもなるだろうが、
ビートルズの楽曲は数えきれないほど多くの人々にカバーされてきたけれど、ローリング・ストーンズの楽曲はなぜかそれほどカバーされていない。 この比較は、両者の音楽性の違いを端的に言い表している。 ストーンズの音楽はビートルズに比べて難しいと言
ついでに現在のアニキ(ポール・シムノン)の写真もアップしておきます。 もはや「ちょいワルオヤジ」とかってレベルじゃない。極悪オヤジです。 そんな極悪アニキに恐れ多くも煙草の火を点けさせている男、デーモン・アルバーン。 右の写真は、彼の不
今回のテーマは、ポール・シムノンです。 「誰それ?」とか言ってる奴は、いますぐその肩にぶら下げたベース・ギターで首吊って死んだほうがいい。 なんて。柄にもなくパンク小僧ぶってみました。 ポール・シムノンとは、ロンドン・パンクの雄ザ・クラッ
愛猫のチャオが亡くなってから半年あまりが過ぎた。 そのころの僕は精神的に参ってたのもあり、失ったものの重さに押しつぶされないように生きるのがやっとだった。慌ただしい日々に追われながら、喪失感を押し殺しながら息を潜めるようにしてただ一日をや
長いアメリカ逡巡の旅も終わり、ようやく彼らトーキング・ヘッズがアフリカの大地へ舞い戻ってきた! そんな歓喜の声を上げずにはいられない、アフロ・ビート満載の楽しいアルバム。 まず、本作『ネイキッド』をレビューする上でどうしても避けられないの
カニエ・ウェストは本作『レイト・レジストレーション』にて、人々のセレブレーション(祝福)の気持ちを表現したと伝えている。 セレブレーションと聞いて、スーパーチャラ人(笑)であるカニエの本性を思えば、流行の音をそつなく取り入れてセレブ御用達
この「とげまる」という少しばかり不思議なタイトルには、スピッツというバンドの二面性が表現されているらしい。 なにをもって「とげ」とするか、「まる」とするかにもよると思うんだけど。まず表面的なことで言えば、本作はラウドなギター・ロックが大半
昨年はなんと93本の映画を観てました。少ないのかなと思いきや、一年の前半は無職だったので時間があって当然です。以下、ニートな自分を救ってくれた心優しいファミリー映画の数々。(←うそ)(順不同、数字は制作年)・遊星からの物体X(1982)・レスラー
2010年は激動の一年でした。大切なものを失い、そしてたいしてありがたくないものを得た年でした。心労がたたって精神的に軽く病んだこともありました。 アラサーを目前に控えた今、いいかげん落ち付いた生活を送りたいと自分では思っているのですが、そう
年も明けたので、なにかしら前向きになれる曲をお届けしたい。 隠遁生活を送った元・スーパースターによる、満を持した復活の狼煙“スターティング・オーヴァー”。 ジョン・レノンの新しいフェーズは甲高い鐘の音とともに始まった。よく比較されるところ