mixiユーザー(id:2230131)

2007年02月05日23:02

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冬の海

ドライブがてら、海まで車を走らせました。
正午過ぎ、ひとけの無い浜辺をぼんやり歩いてみます。

雲一つない澄み切った空から斜めに陽光が差し込み、海の表面を優しく撫でています。
白くぼやけたその境界線には無数の光の粒が生まれ、その集合体は白い絨毯のような光の帯となって水面に敷かれ、波の微かに動きによってフワフワと規則的に揺られています。

海から照り返す光が僕の身体にも届く。今度は僕の肌を撫でる。
乾燥した潮風を浴びて冷えている身体の、皮膚の表面だけを、ヒーターのように暖めてくれる。どこか突き放した態度で、その一方的な眩しさを心地良く感じる。

冬の海が好きだ。
冬の海は、夏とは違った強く寂しい表情を覗かせることがある。自然が本来持つ厳しい姿を垣間見れたような気になる。
「海の家は、冬は何してるんだろう」と、素朴な疑問が浮かぶ。
思わず、黄昏れた感傷に浸ってしまいたくなる。
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