今やすっかりお茶の間のツールと化したYouTube。だが、You Tubeが
爆発的に普及しはじめた黎明期、その広がり方がアジアと欧米では顕著な差が表れたという。
アジア諸国の人々の多くが、過去に放映されたテレビドラマやPV映像など既存のメディアをアップロードして各々が楽しんでいるのに対し、欧米では不特定多数の人々に見てもらうことを目的に、ホームビデオ感覚で自作の曲を流すなど、ちょうど一時期のマイスペースのような使い方をしている人が圧倒的だったそうだ。
ちなみに自分もこうやって、YouTubeの映像を流しながらああだこうだと言ってるだけなので、明らかに日本人的な思考だと言えますよね。みずから出演しようなんて夢にも思わない…。
ちょうどダフト・パンクの“仕事は終わらない”の素人動画が話題になった時期とも重なる。“仕事は終わらない”は、彼らの十八番である
フィルター・ボイスに注目が集まりがちだけど、真の魅力は粘っこく病み付きになるファンク・グルーヴそのものにある。つんのめったようなビートにハイハットの高音が絡むだけでこんなにも気持ち良くなれるんだという、目から鱗的な楽曲。優れたダンス・トラックは意外とシンプルな着想を発展させたものが少なくないという好例。
アイディア一発勝負で、なにをしようとしているか一目でわかるのが良い。顔が見えないのも、想像力を掻き立てられてて逆にそそる。
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