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2019年05月19日17:27

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長谷部一郎さんの演奏

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前までエキストラ参加させていただいていたオーケストラの演奏会をききに行った。

オーケストラは 弾くのも きくのも 大好きだけど
今回は 何より 長谷部一郎さんの演奏をきけるとあって この日を待ちわびていた。

今まで たくさんのソリストのドボコンの生演奏やCD DVDをきいたり 見たりしたけれど
第一音から 意気込んで ゴリゴリ迫力のある演奏なイメージだった。

長谷部さんは どんな演奏スタイルだったかなぁ…なんて考えながら ワクワクと緊張が混ざって 姿勢を正してきいた。

長谷部さんの生演奏をきいたのは 20年くらい前に たしか遠い記憶を辿ると…東京文化会館でコダーイをきいて以来だと思う。

今日 舞台に登場したときも スッキリした昔のイメージのままで 飾らない感じだった。

演奏も ゴリゴリ感は全くなく 本当にそのまま
日記にも表れているような 人間味溢れる 一音一音 大切に弾く演奏だった。
力強さより 優しさというか 自然なイメージ。

スーッと自分の中に入ってくるような演奏。

アンコールは バッハの1番のプレリュード。
長谷部さんの都響のプロフィールにもあったけど 習ったときすばらしいものに触れた感覚を 思い出しながら演奏したのかなぁ…なんて考えつつ
自分がこの曲を習った頃のことから今までの チェロに関するいろんなことを思い出しながらきいていたら 自然と涙が溢れてきた。

とても良かった。

しかも こんな身近な演奏会できくことができたことにも感謝。

私の中の 演奏に対する姿勢とかイメージが変わったような演奏だった。
すてきだった。

その昔 文化会館で演奏をきいた帰り道の電車の中 本当に偶然にも 長谷部さんが 母と私のすぐ隣に立っていて
母が長谷部さんに 娘にサインをお願いできませんか
と言って プログラムにいただいたサインが 今でも実家の壁に額縁に入って飾ってある。

懐かしい思い出。
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