「西日本鉄道殺人事件」 西村京太郎、新潮文庫。
本日2冊目。
図書館でゆっくり座って読みました。
今回は西鉄ライオンズと特攻隊の話。
私は野球ファンだから、もちろん西鉄ライオンズ全盛の頃は生まれてすらいませんが、少なくとも作品の世界にはいつもより簡単に入れました。
西鉄ライオンズファンの老人が死んでから徐々に事件(作品)の核になる特攻隊の話になり、予想外というか唐突に大物が出てきて、鉄道を絡めた意図はただ一つ、十津川さんを出すためだけ、結局戦争、特攻隊の蘊蓄みたいな話がされて終了。しかも今回は解決自体うやむや。
まあ、裏を返せば晩年の西村作品らしさを満喫できる作品かもしれません。
100点満点中68点。
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