2021書評126

｢不可逆少年｣ 五十嵐律人、講談社。

図書館で予約して読みました。

個人的には評価に迷う作品。面白い？駄作？いや、名作？

話題になった前作より読みやすかった、テーマの割には。

主人公というか調査官のキャラ設定、能力が個性的で肩入れできたから、もう少し彼をメインにして欲しかったかな。なんか色んな意味で中途半端というかモヤモヤ感が残ったまま終わってしまった感じ。

ラストも、ハッキリ白黒つけられる、白黒つけた方がいいとまでは思っていないんだが、個人的には間違いなく繰り返す、このままではやり直せないんじゃないの？って思っちゃいました。

100点満点中69点。